MIRSデータベース

MIRSの図面や回路図などの設計ドキュメントは「MIRSデータベース」としてWeb公開しています。チーム毎に管理台帳を作成し,設計ドキュメントに割り振った固有の番号を用いて体系的に整備しています。

http://www2.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/

MIRSデータベース

年間スケジュール

MIRS開発は,電子制御工学科4年生の授業科目である「電子機械設計・製作I」(前期必修2単位)と「電子機械設計・製作II」(後期必修3単位)の中で実施しています。以下は,授業スケジュールの目安です。

【前期】(週1回4時間)
第1回〜第2回ガイダンス,システム解説
第3回リバースエンジニアリング
第4回〜第8回P0. 標準機開発
第9回〜第11回P1. 製品企画
第12回〜第14回P2. システム提案
– 1日体験入学 – 8月システム提案、ミニ競技会
第15回前期まとめ
【後期】(週2回2+4時間)
第1回後期ガイダンス, 安全講習
第2回〜第5回P3. 基本設計, 試作
– 高専祭 – 11月ポスターコンペ
第6回〜第10回P4. 詳細設計, 試作
第11回〜第16回P5. パート開発
第17回〜第19回P6. システム統合
第20回システム統合確認会議
第21回〜第25回P7. システム試験, 社会実装
第26回デモ機確認会議
第27回発表会準備・リハーサル
– MIRS発表会 – 2月製品発表会、展示会
第28回〜第30回P8. 開発完了報告

組織図

1クラス40名を5チームに分け,それぞれの役割分担を行い,チームで協力して開発を行います。プロジェクトチームの他に,4名の教員スタッフが授業を運営します。

MIRS開発のV字モデル

MIRSの授業としてのねらいの一つは”企業におけるモノづくりの疑似体験”をすることにあります。そのため, ”プロセスで品質を作り込む”という思想を取り入れ,「V字モデル」と呼ばれる段階的な開発工程に従って授業計画を組んでいます。そして,各工程に対応した設計ドキュメントを作成し,それぞれ「設計検討会」(DR: Design Review、デザインレビュー)を実施し,品質に対する意識を高めています。さらに,開発中に発生した不具合は「不具合報告書」を作成し,他のプロジェクトに共通する不具合情報の水平展開を行っています。基本的に全ての開発ドキュメントと授業資料は「MIRSデータベース」に公開しています。