MIRS1404 管理台帳へ戻る

名称 MIRS1404 システム基本設計書 
番号 MIRS1404-DSGN-0002
版数 最終更新日 作成 承認 変更内容 版数
A01 2014.11.12 太田裕斗 初版
A02 2014.11.14 太田裕斗・石井建至 はじめにが意味不明だったのを訂正
システム概要を攻略順に訂正
機体のサイズ等を詳しく。
作成内容と部品表を分けた
スケジュールをガントチャートに変更
第2版
A03 2014.11.17 太田裕斗 単位フォーマットの統一
システム項目の追加
スケジュールの調整
第3版
A04 2014.11.21 太田裕斗 牛丸先生 システム概要変更
開発項目の追加
スケジュールの調整
第4版

目次


  1. はじめに



    本ドキュメントは、競技会攻略のためのシステムの確立を目的とする。

  2. システム概要



    青い鳥となったMIRSが巡回、怪盗の確保を行う。
  3. 開発項目



    競技会攻略にむけた開発項目を以下に示す。

  4. 動作シナリオ

    1. 発進
      MIRSにリプを送るか、スタートボタン(タッチセンサ)を押すと発進することを考えている。

    2. 宝の巡回
      30秒以内に一つ目の小部屋に入り宝を確認する。1分以内に二つ目の宝を確認する。
      この際、小部屋へ侵入したかどうかは、左右の超音波センサの測定距離により判別する。

    3. 怪盗侵入
      宝の巡回を終了、または怪盗侵入の情報を受け取ったら、フィールドの中央まで移動し、怪盗確保に専念する。

    4. 怪盗認識
      中央で回転しながら、360度を警戒する。
      風船の色により怪盗の確認を行う。
      発見したら怪盗に突進する。

    5. 射出機構
      怪盗に5[cm]程度まで近づいたと判断したら、針を射出する。



  5. 機能・性能


    競技レベル


    基本機能

    拡張機能

  6. システム構成


    1. ハードウェア構成


      1. 構成概要

        • シャーシ・バンパ材料を変更、新規作成

          小型化をし、動作効率の上昇。形状を円形にして壁に引っかかるリスクを減らす。材料をアルミ複合板にして、小型化を図る。
          上段シャーシの直径は24[cm]、中・下段シャーシの直径は36[cm]とし、高さは支柱×2と外装の頭の高さを考慮して、目安は35[cm]とする。
          重量の目安としてはシャーシの材料を変更し、外装などのパフォーマンス面等を含めた時、標準機の重量より多少軽くなるようにする。

        • タイヤの新規作成

          シャーシ新規作成、機体小型化のためタイヤも小型化する。3DCADでタイヤのデータを作成し、3Dプリンタにより作成する。
          タイヤの直径は標準機とタイヤと変わらない、13[cm]で、幅は1[cm]で設計する。

        • 射出機構の実装

          怪盗の風船を割り、怪盗を確保するため。
          2本の針型の機構を作成する。3DCADで機構のデータを作成し3Dプリンタにより作成する。

        • 機体外装

          コード類の配線を隠し、見栄えをよくする。機体の上から被させられるような外装を作成する。ツイッターのロゴにちなんで鳥型の外装を作成する。

      2. 概観図


        概観図
        概観図
      3. 作成内容


        要素 概要 担当者
        シャーシ 材料をアルミ複合板に変更・新規作成 萩原
        バンパ 材料をアルミ複合板に変更・新規作成 萩原
        タイヤ 3Dプリンタで新規作成する予定 土屋
        射出機構 2本の針型の機構を作成 土屋
        吉村
        機体外装 機体の上から被せる外装を作成 吉村
        カメラ2台 前後に1台ずつカメラを設置 萩原

      4. 使用部品


        購入予定物品 使用用途 購入場所 価格 新規購入 既存部品
        アルミ複合板 300×300 (3[mm]) バンパ・上段シャーシ材料の変更に用いる ホームアシストで購入予定 約572円×2
        アルミ複合板 450×450 (3[mm]) 中下段シャーシ材料の変更に用いる ホームアシストで購入予定 約961円×2
        タッチセンサ 壁などの衝突の合図の確認のため SS-5GL 160円×1
        3Dプリンタの樹脂 射出機構・タイヤに使用する。 樹脂が足りなくなったらD科から購入 約???円
        USBカメラ 画像処理に使用する なし 無料
        合計 3,226円



    2. エレクトロニクス構成


      1. 構成概要

        • モータドライバおよび制御回路の再設計

          現状のモータドライバではモータの最高効率を引き出せないため、出力を今より上げるために再設計する
          また、それに伴ってモータ制御ボードの拡張も必要になるため、制御ボードそのものの再設計も行う

        • 射出機構制御のための回路の設計

          怪盗機確保の際に使用する射出機構の制御には専用の制御回路が必要だが、各班で設計となるため、班の仕様にあわせて制御回路を新しく作成する

        • FPGAボード回路の変更およびセンサーチャンネルの増設

          射出機構の制御および音声を発するためのON/OFF制御信号入力のためにArduinoを用いる
          そのため、Arduinoを使用できるようにFPGAボードにArduinoを搭載するための回路を新規に作成、また制御に使用するセンサーチャンネルも増設する

        • LED装飾の作成

          チームコンセプトである「魅ルス ~ 勝利を呟く ~ 」を体現するために、観客にも見た目で楽しんでいただけるよう、LEDによるライトパフォーマンスのために作成する

        • 音声回路の作成

          音声を発生させる信号はArduinoから送られてくるが、実際に音声を発するものがないと音声を発することができない
          そのため、音声を発生させる回路を新たに設計する

      2. 構成図


        電気系統
        電気系統

      3. 作成内容


        要素を以下に示す。
        要素 概要 担当者
        モータドライバ 十分に電流に耐えられる設計をする 海老名
        早川
        モータ制御ボード ドライバに対応させるため 海老名
        早川
        射出機構回路作成 DCモータを使用した回路を作成 早川
        FPGAボードの回路変更 Arduinoと接続するため 太田
        高村
        センサーのCNの増設 ArduinoのCNに接続できる基板を作成 太田
        LED装飾 外装に合わせて装飾を施す 高村
        音声回路作成 音を用いてMIRSのアクションを観客に知らせる 海老名
        超音波センサ 標準機のものを用いる

      4. 使用部品


        購入予定物品 使用用途 購入場所 価格 新規購入 既存部品
        Arduino Mega 2560 R3 射出機構・パフォーマンス面で使用 Arduino Uno R3 約5,832円÷2=2,916円? ×1
        DCモータ 射出機構の駆動部に使用する 【ITEM70103】ユニバーサルギヤーボックス 約570円×1
        バッテリーもしくは乾電池 射出機構用のバッテリー、乾電池 ホームアシストで4本セット以上を購入 約600円
        電池ボックス 射出機構の電源供給 電池ボックス 単3×4本用(フタ付プラスチック・スイッチ付) 約110円
        超高輝度LED 光を用いて見栄えを良くする。 超高輝度5mm赤色LED 15度 (10個入) 約150円×1
        スピーカー 音声出力のため。 ダイナミックスピーカー 8Ω0.5W50mmΦ FA200C 約70円×2
        音声LSI しゃべらせるための声のライブラリに使用する。 音声合成LSI ATP3011F4-PU(かわいい系の女声) 約850円
        Arduino用 ピンヘッダ Arduinoとオリジナル基板を接続させるために使用する。 細いピンヘッダ 20P 約41円×1
        モータドライバの部品 モータドライバの作成に使用 未定 約円
        合計 5,377円



    3. ソフトウェア構成

      1. 構成概要

        1. MIRSで動作する関数

          • 怪盗確認の画像処理

            怪盗の風船の色は赤色で固定なのでカメラで円形でかつ赤色を判断できた場合、怪盗が確認できたとする。
            写真を3枚撮り、写真を比べ、怪盗の写っている位置のずれから怪盗の移動方向を判別する。
            画像処理は基本的に機体が静止しているときに行うことにする。

          • 目的地点に到達する関数

            .csvを用いた競技場モデリングによる自己位置把握機能。
            自己位置把握を用いた目的地へのルート算出機能及び移動機能。

          • Twitterのつぶやき機能

            Ruby Twitter Gemを用いてスレッド処理により実装予定。
            現時点ではツイート機能及び画像投稿機能を予定しているがタイムラインの取得やお気に入りの登録及びDMの送信など技術的に可能なことは多々ある為、
            処理の際のCPUの負荷との折り合いを見て機能を追加する。

        2. Arduinoで動作する関数

          • 射出機構の動作

            PWM制御を使い、時間で区切って機構の出し入れを行う。
            機構の針を出したまま走行することはセットを傷つける危険性があるので怪盗を見失った際に機構を収納することにする。

          • 音声出力

            MIRSが何かをアクションしたこと、または動作の効果音などをしゃべらせてお知らせする。

          • LED装飾

            MIRSの外装に加え、光により見栄えを良くする。また、音声出力と同様にMIRSがアクションしたことを光でお知らせする。


      2. 上記以外の関数は既存のものを用いる。
      3. モジュール構成図


        下記にプログラムの構成図を示す。

        モジュール構成案
        モジュール構成図


      4. モジュール一覧表


        要素 概要 担当者
        直進 モータの出力比やPIDパラメータを調整し正確に動作するプログラムを作成する 加藤
        旋回 モータの出力比やPIDパラメータを調整し正確に動作するプログラムを作成する。 加藤
        怪盗機侵入の情報取得 サーバー関係のプログラムについてはCP班からのアナウンスを待つ 加藤
        宝の状態の情報取得 サーバー関係のプログラムについてはCP班からのアナウンスを待つ 加藤
        画像認識(数字) 宝発見のための画像処理プログラムを作成する。 石井
        画像認識(風船) 怪盗機の目印である赤色を発見のための画像処理プログラムを作成する。 石井
        競技時間計測 競技開始からの時間を測定する。この値は状態遷移に用いる。 加藤
        超音波センサの値取得 既存のプログラムを使用する。    /
        twitterのJSONにpost Rubyを用いてツイートをするプログラムを作成する。 加藤
        タッチセンサの値取得 既存のプログラムを使用する。    /
        LEDパフォーマンス Arduinoを用いて動作させる。 石井
        音声出力 Arduinoを用いて動作させる。 石井
        射出機構 Arduinoを用いて動作させる。PWM制御により指定時間で動作するようにする。 石井
      5. 合計費用


        合計 8,603円 + 必要に応じて3Dプリンタの樹脂 + モータドライバの部品


  7. 開発スケジュール



    開発日程予定を以下に示す。


    スケジュール
    開発スケジュール

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