最終更新日:2013.9.20
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
A01 |
2013.9.20 |
山田 |
|
初版 |
A02 |
2013.10.4 |
山田 |
大沼 |
試験結果の詳細の追加 |
目次
1.本ドキュメントについて
本ドキュメントは,MIRS1302の統合試験の結果についての報告書である.
2.基本動作の試験結果
基本動作の試験として,直進,回転,旋回,数字認識の試験を行った.
- 直進 合格
競技場の200cmの通路を使用して,ロータリーエンコーダのみによる直進走行ができるかを確認した.距離の誤差が±5cm以内であれば,合格とする.
200cm直進後,角度は最初の角度の±5度以内であり,距離は+1cmから-5cm以内であった.系統誤差が含まれているので,距離の誤差の平均を0cmになるように調整すれば,精度が増すと考えられる.
- 回転 合格
右回りに360度の回転を行い,回転後同じ向きを向くか確かめた.±10度以内であれば,合格とする.
正しい向きに回転することができた.角度の誤差は±10度以内であった.場所のずれの大きさは1cm以内であった.
- 旋回 合格
ロータリーを左回りに360度回れるか,確認を行った.壁にぶつからずに,1周旋回ができれば,合格とする.
正しい向きに回ることができた.距離は,-5cmから-10cm程度足りなかった.壁との距離は,内側に5cmから10cmずれた.どちらも,系統誤差が含まれているので平均が0になるように調整すれば,精度が増すと考えられる.
- 数字認識 合格
DBを認識できるか,確認を行った.MIRSと平行に50cmの距離で固定して,10回実行して,10回成功することで,合格とする.ただし,以前から報告されている8と1の検出を間違えやすい問題は,今回は見逃すものとする.
左が8,右が3のものを使用したときは,10回行って,9回成功したが,1回は8を1と間違えた.他のDBでは,10回中10回成功できた.
3.体験入学時の競技会の結果
3.1 各仕掛け攻略
時間が迫っていたため,開発が充分でない項目がある.
あらかじめ,コースが分かっていたので,そのことを利用した部分がある.
- 通路 不完全
超音波センサを用いて,壁にぶつからないように走行を行った.
時間が迫っていたため,タッチセンサを用いた衝突検知を行わなかった.そのため,コースの曲がり角にぶつかって,動けなくなることがあった.
- ロータリー 無効
時間の関係で,別のルートを選ぶことにした.
- Direction Board 無効
時間の関係で,認識は行わなかった.
- 小部屋 攻略
ロータリーエンコーダと超音波センサを用いて,攻略することができた.コースが分かっていたので,そこを目指して,脱出した.
- 鍵・扉 無効
時間の関係で,無視することにした.
3.2 競技本番の結果
- 1回目 失敗
開始直後にI/Oエラーが出て,失敗.
- 2回目 失敗
小部屋をぬけた後,壁に当たって失敗.超音波センサによる補正の調整が不十分で,蛇行しながら走行していたのが原因と考えられる.
4.反省
- 何が完成で何が未完成か
ハードウェアは完成.鍵・扉,小部屋,DB,ロータリーのプログラムが未完成.
- うまくいったか,開発効率はどうだったか
短い開発期間だったが,練習では,ゴールまで行くことができたので,開発効率は良かったと感じる.
- それぞれ役割を果たしたか
エレキ,メカの仕事は,ソフト開発が始まるまでに終わってしまい.
ソフト担当以外の人は,ソフト開発が始まるとできることがなくなってしまった.
ソフト開発が始まる前は,それぞれ役割を果たしていた.
- 今後活かしたいこと,改善点
画像認識をがんばりたい.
時間に余裕を持って、計画的にがんばる.
駆動系の開発が一段落したので,今後の開発は,全員が働けるようにうまく割り振って作業する.
調整の方法やソフト開発,プログラムの実行方法などをまとめておいて,仕事を分担しやすくする.
メカ,エレキの人の仕事は,ソフト開発より早く終わることが多いので,メカ,エレキの人もソフトの仕事が手伝えるようにする.
沼津工業高等専門学校 電子制御工学科