最終更新日:2013.12.18
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
A01 |
2013.12.18 |
川上 |
|
初版 |
目次
1.本ドキュメントについて
本ドキュメントは、MIRS1302のオリジナルシステムにおける、ポリスイッチボードについてのドキュメントである。
2.回路設計
ポリスイッチボードの回路図を以下に示す。
circuit diagram
ポリスイッチボードのパターン図を以下に示す。
circuit pattern generation
3.テスト仕様
ポリスイッチの仕様を確認しながら、実際に電流を流し、動作時間、動作電流を確認する。
ポリスイッチの仕様は
動作時間 5.2s 動作電流 1.8A
である。したがって、実際の動作電流として1.8Aを流し、動作時間を確認する。
保護強調について
モータコントロールボードに流れる電流は1.8Aである。ポリスイッチは1.8A流れると動作を開始します。モータドライバーの仕様は5Aまでは耐えられるようになっています。
モータードライバの仕様が5Aまで耐えられるので、実際に5Aをポリスイッチに流し動作開始時間を調べた。
5A流すと200msでポリスイッチは動作を開始した。この時間で電流を遮断できるということはモータードライバは壊れ難いと考えられる。
再使用までの時間は約30秒であった。後からわかったがオシロスコープで検証する際にフィルターが入ってしまっていたことが考えられる。
故障としては短絡的故障と熱的故障が考えられる。この二つのトラブルがおきないように対応しなければならない。ポリスイッチで今まで行った実験の結果から熱的故障は避けられると予想される。しかし短絡的故障は避けられるか不安である。もしポリススイッチをつけた状態で短絡的故障が起きてしまった場合の対処法も考えなくてはいけない。そこでポリスイッチに頼るだけでなくヒューズを使用することも視野に入れ設計を行っていく。
故障した際だけでなく通常走行を行う際にポリスイッチが起動しないかも検証しなくてはいけない。そのため実際、機体にポリスイッチを取り付け走行させ検証を行う。
4.その他
モータードライバは5Aまで耐えられるがポリスイッチは1.8Aから3.8Aの間で徐々に起動し過電流を抑える。そのため故障に関しては保障されるが過電流を抑えるのが早いためモーターの力が最大限に引き出すことができないというデメリットが考えられる。
沼津工業高等専門学校 電子制御工学科