名称 高専祭用 MIRS競技会競技規定
番号 MIRS12CP-COMP-0001

最終更新日:2012.10.31

版数 更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2012.10.19 佐藤圭佑 初版
A02 2012.10.22 佐藤圭佑 正しく修正
A03 2012.10.31 佐藤圭佑 プレ協議会での順番が決定したため追記。

目次

1.はじめに
2.競技名
3.競技内容
4.競技規定
5.競技場
6.競技場内の仕かけ
7.順位及び判定
8.禁止事項



1.はじめに


本ドキュメントは、2012/11/3,4に行う高専祭用のプレ競技会競技規定について記したドキュメントである。


2.競技名


「MIRS競技 in 高専祭」


3.競技内容


仕かけをクリアし、ゴールまでの到達時間を競う自律移動型ロボットによる競技


4.競技規定


[@.競技について]


1.競技は2回行い、制限時間は5分とする。

*競技の順番を以下に示す。

・1番 1204

・2番 1203

・3番 1201

・4番 1205

・5番 1202

2.順位は本戦2回の最高点で決める。

3.競技開始は開始合図の後、ロボットから手を離した時点とする。

4.本競技は、競技開始後ゴールするか制限時間が経過した場合に終了する。

5.全ての回において仕かけの変更は行わない。

6.本戦の待機時間にロボットの改良及びソフトウェアの変更を行ってもよい。

7. MIRSは競技場内にある正方形のスタートエリアから正面を向いた状態でスタートする。


[A.ロボットについて]


1.一体型で1台でなければならない。

2.競技中にロボットの部品が落ちてはならない。

3.自律型でなければならない。

4.移動中のロボットの高さは,32cm以下とする。

5.電力は,ロボット自身に搭載する電池から供給するものとし,外部から供給してはならない。


 

5.競技場


1.競技場の大きさは今回工作室で行うため特殊である。下記にコース概要の画像を記載する。また、迷路の周囲を壁で囲む。

2.各仕かけを構築する壁は高さが33cmで、上部2cmに黒テープを貼る。

3.競技場の33cm〜35cmの高さには、コース補強の為の張りが設置されている場所がある。

4.壁の色は透明である。

5.競技場は常設の照明設備のみを使用する。

6.競技場の床には透過性のない50cm×50cmの黒いタイルカーペットを敷き、その上に迷路を構築する。


*下記に競技場図に示す
競技場MAP

6.競技場の仕掛け


[@.Direction Board(数字盤)]


1. DBは、迷路内の壁に設けられているものとする。

2.黒で書かれた2つの数字とそれを仕分ける1本の直線からなる。

3.詳細な寸法は下図に示す。

競技場MAP

4. DBの50cm手前から幅5cm長さ50cmの白線を引く。

5.下記に各番号の先にある仕かけを示す。

番号 先にある仕掛け
1
2
3 小部屋
4 ロータリー
5 ゴール
0 行き止まり

6.競技場マップのDBの付近に表示されている数字は左右どちらに何の数字があるかを示したものである。

7.詳細な寸法は
DBの製造仕様書を参照


[A.ロータリー]


1.1.5m×1.5mの部屋の中心に外形20cmの円筒を設置する。

2.外形20cmの円筒から50cm幅のロータリーを設置する。

3.外壁には,上下左右のいずれかに幅50cmの入口と出口がある。

4.車体が出口から完全に出た場合にクリアとみなし,得点が加算される。

5.ロータリーの図を以下に示す。

6.詳細な寸法は 鍵・扉の製造仕様書を参照

ロータリー


[B.小部屋]


1.広さ1.5m×1.5mの部屋で,各辺のいずれかに幅50cmの入口と出口がある。

2.車体が出口から完全に出た場合にクリアとみなし,得点が加算される。

3.例の図を以下に示す。(上図:入口が下,出口が右 下図:入口が左,出口が右下)

小部屋

小部屋


[C.扉]


1.赤外線発生装置のついた壁で,タッチセンサを押すことで扉が開く。

2.タッチセンサを押下後,LEDが点灯した場合にクリアとみなし,得点が加算される。

3.詳細な寸法は 鍵・扉の製造仕様書を参照


[D.鍵]


1.鍵のタッチセンサを押すことにより自動で開く

2.平常時は壁と同意である

3.鍵を獲得することなく、強行突破で通り抜けても得点は与えられない

4.詳細な寸法は 鍵・扉の製造仕様書を参照


[E.ゴール]


1.ゴールエリアでは,床一面を白色にする

2.“機体の全体”がゴールエリア内に入り,そこで停止すればゴール点獲得とみなす


7.順位及び判定


1.競技順位は,1回の競技でもっとも獲得ポイント数が多いチームを上位とする

2.同点の場合は、5回の合計獲得ポイント数が多いチームを上位。

3.各仕かけのクリアに対する獲得ポイントは以下のとおりとする

仕掛け 点数
DB 10point
鍵・扉 10point
小部屋 20point
ロータリー 20point
ゴールボーナス 5point/残り10sec 一桁の残り時間は切りすて

4.合計獲得ポイントが同じ場合は,5回の競技の合計消費時間が短いものを上位とする

5.なお、途中棄権した場合は5分を消費時間とする


8.禁止事項


1.学生は,スタート時にロボットの起動スイッチを押すことを除き,競技中にロボットに触れてはならない

2.競技場内に設置された壁を乗り越えてはならない

3. MIRSは競技場にダメージを与えるような動作をしてはならない



沼津工業高等専門学校 電子制御工学科