名称 MIRS2010競技規定
番号 MIRS10SF-COMP-0001

最終更新日:2010.12.3

版数 更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2010.12.3 吉田亮太 江上親宏 初版

目 次
  1. 試技
  2. ロボット
  3. 競技場
  4. 競技場内の仕掛け
  5. 順位及び判定
  6. 禁止事項

1.競技
 @試技は2回行う.1回の制限時間は5分とする.
 A順位は2回の試技の合計点で決まる.
 Bロボットがゴールするか,制限時間が経過した場合に試技は終了する.
 C試技の途中での棄権を認める.棄権した場合,これまでの得点は加算される.
 D試技1回目の順番はくじ引きで決める.
 E試技2回目の競技順は試技1回目の得点の低いものから行う.
 F試技1,2回の間にハードウェア,ソフトウェアの変更を行ってもよい.

2.ロボット
 @競技中に分離してはならない.
 A自律型でなければならない.
 Bロボットの大きさは,競技開始時において底面が35cm×35cm以内に収まるものとする.
 C電源は,ロボット自身に搭載する電池のみとする.

3.競技場
 @競技場の大きさは5.0m×5.0mとする.
 A壁は高さが33cmで上部2cmに黒色のテープを貼る.
 B壁の色は透明である.
 C競技場の安定性を高める為,通路の一部を補強する.
 D床には緑色のピラマットを敷く.

4.競技場内の仕掛け
 @T字路
  (ア)正面にDBが設置される.
  (イ)詳細を以下に示す.

       図.1 十字路

 A小部屋
  (ア)広さ1.5m×1.5mの空間で,各辺のいずれかに幅50cmの入口と出口がある.
  (イ)車体が出口から完全に出た場合、得点する.
  (ウ)詳細を以下に示す.

       図.2 小部屋

 Bロータリー
  (ア)広さ1.5m×1.5mの空間で,各辺のいずれかに幅50cmの入口と出口がある.
  (イ)内径20cm,外径120cmの通路を設置する.
  (エ)車体が出口から完全に出た場合、得点する.
  (オ)詳細を以下に示す.

          図.3 ロータリー

 C鍵
  (ア)赤外線発生装置のついた壁で,タッチセンサを押すことで扉が開く.
  (イ)タッチセンサを押下後、LEDが点灯した場合、得点する.
  (ウ)赤外線LEDの高さは床から11cmである.

 D扉
  (ア)鍵のタッチセンサを押すことにより自動で開く.
  (イ)解錠前は行き止まりである.

 Eゴール
  (ア)ゴールエリアでは,床一面を白色である.
  (イ)機体全てゴールエリアに入り,そこで停止すればゴール点獲得とみなす.

 F十字路
  (ア)十字路の進入口は1ヵ所、出口は3ヵ所である.
  (イ)各出口にはのれんを設置し、DBとする.
  (ウ)のれんを完全にくぐり抜けた場合、得点できる.
  (エ)各のれんごとに配点がある.

 G行き止まり
  (ア)袋小路になっている.

 HDirection Board(DB:数字盤)
  (ア)DBは,T字路およびのれんに設置される.
  (イ)黒で書かれた4つの数字とそれを仕分ける2本の直線からなる.
  (ウ)DBから50cm手前に幅5cmの白線を引く.
  (エ)各数字はその次にある仕掛けを示す,9はゴールに近いコースであることを示し,0は情報なしを示す.各数字の割り当ては表に示す.

          表.1 数字の割り当て

  (オ)詳細を以下に示す.

        図.4 Directionboard

        図.5 数字

 Iシーソー
  (ア)シーソーの大きさは,幅45cm長さ90cmとする.
  (イ)中心地点の高さは10cmである.
  (ウ)車体がシーソーを乗り越えた場合に得点する.
  (エ)シーソーはDBでの予告なしに設置される.
  (オ)詳細を以下に示す.

           図.6 シーソー

 Jステップ
  (ア)最大高12mm幅60mmケーブルシースを35cm間隔で2本設置する.
  (イ)35cm間隔で2本のケーブルシースを設置する.
  (ウ)2本のケーブルシースを完全に超えた場合に得点する.
  (エ)ステップはDBでの予告なしに設置される.
  (オ)詳細を以下に示す.

           図.7 ステップ

5.順位及び判定
  @競技順位は,本戦2回の試技の合計点が多いものを上位とする.
  A各仕掛けの配点は以下のとおりする.

           表.2 配点

  B最初にクリアした時点のみ得点できる.
  C合計点が同じ場合は,2回の合計消費時間が短いものを上位とする.

6.禁止事項
  @試技開始以降ロボットに触れてはならない.触れた場合棄権とみなす.
  A競技中遠隔操作をしてはならない.
  B競技場内に設置された壁を乗り越えてはならない.
  CMIRSは競技場にダメージを与えるような動作をしてはならない.

沼津高専電子制御工学科 MIRSデータベース