目次
1. 本ドキュメントについて2. 音声再生装置の種類
3. 録音再生ユニット作成の方針
1. 音声再生装置の種類
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このドキュメントは、MIRS0905に搭載予定の音声再生装置についての調査・提案をまとめたものである。
2. 音声再生装置の種類
- 1bitΔΣ方式を採用した録音再生用LSI「ML2308を使用する方法」
- 販売メーカー
- 沖電気工業株式会社
- 機能・概要
- マイクアンプとヘッドフォン、スピーカ駆動用デジタルアンプを内蔵したワンチップのLSI。
機器の小型化と消費電力の低減に効果的。
デジタルビデオカメラや、ボイスレコーダなど幅広い用途で使われている。また、デジタル回路 によるオーディオ信号処理部とスピーカ駆動用デジタルアンプ部を、LSIの機能モジュールであるIP として、特定ユーザ向けカスタムICであるASIC向け組み込み機能の一つとしてメーカーが提供している。
- 販売メーカー
- ワンチップの音声録音再生用LSI「ISD2560を用いる方法」
- 販売メーカー
- 米国Winbond社
- 機能・概要
- ISD2560をPIC16F84Aで直接制御して、複数ブロックの音声録音と再生をする。
LSIで直接スピーカも駆動できるが、音量不足を考慮して、専用のアンプICを追加 しています。こうすることで十分の音量でスピーカを駆動することができる。録音 ・再生はPIC操作で比較的簡単にできるが、ICだけでは動作しないので専用の基盤を 作成する必要がある。 また、サンプリング周波数が8MHzと音質は低い。
直流電源5Vで動作し、電池を用いれば十分。
- 販売メーカー
3. 録音再生ユニット作成の方針
調査の結果、後者のISD2560を用いて音声録音再生ユニットを作成したほうが比較的容易だということがわかった。他にも、すでに完成している音声再生モジュールを用いる。購入するといった案が挙げられたが、他の購入物品との 費用の関係で音声の部分は基本回路から作成することになった。
また、音声再生ユニットを作成する際には以下の文献を参考にする。