目次
1. 本ドキュメントについて2. パターン認識
3. 標準プログラムとの違い
4. 考察
1. 本ドキュメントについて
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このドキュメントは、数字認識の方法の1つであるパターン認識についての調査資料である。
2. パターン認識
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パターン認識とは人間の視覚等を用いて外界を認識する機能を機械がおこなうもので、今回はあらかじめ対象となる数字0〜6までの画像データを用意しておき、カメラからキャプチャした数字の画像データをそれらの画像と比較することで数字を判断するパターン認識を行います。
具体的には、まず0〜6までの数字のサンプルデータをそれぞれ何枚か用意します。このとき、用意した画像の枚数や種類(異なる角度から撮った画像など)が多いほど精度が上がります。
次に識別したい画像をカメラから取り込み、用意したすべての画像との比較を始めます。これにより適合度合いが高い数字があった場合は、その数字が取り込んだ画像に映っていると判断します。
3. 標準プログラムとの違い
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下にパターン認識と標準プログラムを記述します。
利点 | 欠点 | |
パターン認識 | 精度が高い 認識速度が速い |
100枚近くのサンプルデータを用意しなければならない |
標準のプログラム | パターン認識と比べて前準備が必要ない 対象物の真正面で数字認識を行えば高い精度が得られる |
角度によっては精度が悪くなる 認識速度が遅い |
4. 考察
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以上のように、パターン認識は準備が非常に大変であるが標準プログラムに比べ高い精度と
迅速な結果が得られることが分かった。