沼津高専 電子制御工学科
MIRS0804 メカニクス詳細設計書
MIRS0804-MECH-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2008.9.17 浦田・中村・森 浦田 初版
A02 2008.9.17 早苗 浦田 アームの動作原理、形状の説明追加・MIRS外観図の追加
A03 2008.9.19 浦田 ポスト読取機構外観図の追加
A04 2008.9.19 中村 浦田 部品表の追加
A05 2008.10.24 浦田 ポスト番号読取機構の概観図を変更、アーム-本体接続部の概観図を追加



目次
1.はじめに
2.概要
(1)アーム
(a)取り付け位置
(b)動作原理
(c)形状
(d)部品表
(2)ポスト番号読取機構
(a)部品表




1.はじめに

本ドキュメントはMIRS0804のエレクトロニクスに関する詳細設計を記述したものである。


2.概要

(1)アーム

MIRS0804システム基本設計書(MIRS0804-DSGN-0002)で述べたように、ポスト獲得用のアームを実装する。


(a)取り付け位置

前部の超音波センサの横に取り付ける。下図参照。




fig.1 MIRS外観図


(b)動作原理

現段階
ポストを発見、正対補正をしたあと、MIRS前方がポストに衝突するまで前進する(衝突の検知は前方のタッチセンサで行う)。
アームの長さ分後退する(アームを下ろす余地を得るため)。
アームは閉じた状態で収納されているため、そのままおろす。アームが降りきったところでアームを開く。
その状態でMIRS正面にポストが衝突するまで前進する。
アームを閉じ、MIRS本体を前後に動かすことでポストを獲得する。
アームを開き後退する。
アームを閉じ、収納する。


正対補正の精度が高い場合
超音波センサで正対補正と同時にアームの長さ分距離を確保する。
上記のことが実現すればアームを下ろす際の前進、後退が省けるため、時間短縮、誤差の減少につながる。
※超音波センサを実装し、正対補正の精度を測定後、可能であれば上記のプロセスを導入する。


(c)形状

アームでポストを挟み込んだ状態のとき、前後に多少の余裕がもてるようにアームを設計する。
正対補正がうまくいかず、傾いた状態でポスト獲得動作に移ってしまった場合、円形ではアームを閉じこととができない状態となる可能性があるため、楕円、六角形などの形状が好ましい。

fig.2 アーム形状
fig.2 アーム形状


fig.3 アーム-本体接続部

(d)部品表

アーム 部品表

部品名
数量
L字材
 
アクリル板
 
ギヤーボックス
2
モータ
2
ステッピングモータ
1
 
M3ネジ
 
M3ワッシャー
 
M3ナット
 



(2)ポスト番号読取機構

MIRS後方に白線センサ4つをつけたプレートをMIRSのシャーシに垂直に装備する。
白線センサをポストに接触させることでポスト番号を読み取る。
白線センサの取り付け位置は、ポストに巻かれているポスト番号を示す黒色のビニルテープの高さと一致させる。また、ポストが5つある場合を想定して上から2〜5番目のビニールテープの高さに一致させる。



fig.4 ポスト番号読取機構

(a)部品表

ポスト番号読取機構 部品表

部品名
数量
アクリル板
 
L金具
1
M3ネジ
8
M3ワッシャー
8
M3ナット
8