沼津高専 電子制御工学科
  MIRS0704
FPGA製造仕様書
 
MIRS0704-ELEC-0009
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2007.11.30 内田洋平 杉山裕太 初版

変更点

このドキュメントではMIRSにもとめる仕様を満たすために標準機のFPGAへの改良、変更を示す。

変更点

  1. USSモジュールの改修
  2. LEDモジュールの作成
  3. マウスセンサーの作成
  4.    
  5. アドレスデコーダーの変更

USSモジュール

    変更後のモジュールに対する入出力は以下に示す図のようになる。

    変更後の入出力の各PINに関しては用途は異なるが標準機のものと同じものを使用する。
    この回路で行っているのは超音波拡張基盤から送られてくる8bitシリアルの距離情報を8bitのパラレル信号にして出力することである。
    そのため、超音波センサーとの作業は発信命令と受信した信号の変換のみの限定された動作に限られるため回路はシンプルなものになった。
    これにより本来は、超音波発信用の変調用に使用されていた回路を取り払い、またプログラムへのレスポンス用の信号を削除している。

LEDモジュール

    本来LCDで行わせていた動作を観客へのパフォーマンスとしてLEDを用いて行うため、動作FPGA回路に関してはLCDのものに告示している。

    この内容はLCDのモジュールから入出力命令を省き、データの譲渡のみを目的としたものである。
    出力用の信号はLCD同様に信号バスから入力を行い、LEDへの出力は上位桁より179,187,189,190の各入出力ポートを使用する。

マウスセンサー

    新たに作成したマウスセンサーの制御と信号の授受を執り行うために新たに製作したFPGA回路を以下に大まかに示す。
    基本的動作は他センサーと同様に扱う。モジュール内ではセンサーから送られてくるX,Yの16BITシリアル信号の距離データを交互に受信して パラレル信号へと変換して直接本体データバスに出力する。
    もし、処理中に信号にエラーがプログラム中で発見された場合はRESET信号を出力し処理をRESTARTする。

アドレスデコーダーの変更

上記の変更に伴い回路中のアドレスデコーダーを同様に変更を加える。
変更の前後を表すと以下のようになる。
変更前ADLESS 変更後ADLESS
LCD_ADD0100LED_ADD0100
LCD_ADD1102LED_ADD1102
未使用 M_ADD0154
未使用 M_ADD1156

※)LED_ADD、M_ADDは今回新たに増設したLED表示ボードとマウスセンサーボードを制御するための信号である。


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