沼津高専 電子制御工学科
MIRS0204 FPGAボード ダウンロード手順書
MIRS0204-ELEC-1005
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2003.11.17 温水 村田 初版

  1. はじめに

    本ドキュメントは、MIRS0204のFPGAボードに、FPGA回路データをダウンロードする方法をまとめたものである。

  2. 必要物品

    ダウンロードするマシン(LINUXインストール済)、バイトブラスターダウンロードケーブル、ダウンロードプログラムソース(aritecdownload.tgz)、FPGAボード、FPGA実験装置

  3. 準備

    ダウンロードプログラムのコンパイル
    初めて、マシンからダウンロードするときは必ず行ってください。

    1. ファイルのアップロード
        LINUX用のダウンロードのプログラムを作るために、ダウンロードプログラムの ソースの圧縮ファイル(aritecdownload.tgz) をダウンロードし、それをMIRS0204にFTP転送。

    2. ファイルの解凍
       MIRS0204にアップロードしたファイルを

      % tar zxvf aritecdownload.tgzとして解凍する。
      aritecdownloadというディレクトリができます。

    3. コンパイル
      % cd aritecdownload
      % make

      を実行するとコンパイルが始まります。

    4. ファイルの実行テスト
       うまくいくとaritecdownloadというファイルができます。 このプログラムがダウンロードのためのプログラムファイルです。 このあと、aritecdownloadというフォルダにできている"test10.ttf"を FPGA実験装置にダウンロードしてみてください。 (ダウンロードするときはsuでrootになってください。) コンフィギュレーションLEDが点滅したら実際にダウンロードが成功しています。

  4. ダウンロード

    1. ダウンロードケーブルの接続
       電源を入れる前にダウンロードケーブルであるバイトブラスターの パラレルポート側にCPUボードを接続し、FPGA側にダウンロードモジュラジャックを 差し込み電源を入れる。

    2. ダウンロードファイルの転送
       ダウンロードは、root権限がないとできないので'su'でrootになってから ダウンロードマシンにFTPで接続して、回路図情報ファイル(.ttf)をダウンロードします。

    3. ファイルの実行

      % ./aritecdownload -v -b (ファイル名)

      ここでオプションは、 次のようになります。
      -v
      画面に各種情報を表示しながら実行。デフォルトでは何も表示しません。
      -b
      ダウンロードがどのくらい進行しているかを示すバーが表示。
      デフォルトでは表示しません。


      いろいろ表示がされた最後に

      download success

      と出ればダウンロードが成功。

      また、ダウンロードケーブルを接続したパラレルポートのI/Oアドレスは事前に調べて置く。 0x378の場合、オプションに何も付けないで実行でき、それ以外の場合には、 -pオプションを付けて実行する必要がある。
      -p (number)
      パラレルポートのI/Oアドレスを指定する。
      (number):(I/O port)の対応は、次の通りである。
      0 : 0x378
      1 : 0x278
      2 : 0x3BC

      デフォルトでは、0(=0x378)。

      他のオプションについては解凍した時にできるフォルダの中の"README.TXT"を参照。 LINUXの起動時に、自動的に回路情報をダウンロードするようにしておくと便利である。

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