沼津高専 電子制御工学科
MIRS0204システム統合試験仕様書
MIRS0204-DSGN-0005
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2003.11.06
温水
村田
初版
A02
2003.11.11
温水
村田
加筆訂正
A03
2003.11.28
温水
村田
加筆訂正2
A04
2004.2.27
中西
村田
プログラムの参照の修正
目次
はじめに
使用器具
試験内容
外形試験
全てのセンサーの機能試験
ロータリーエンコーダ
デジタルコンパス
タッチセンサ
超音波センサ
赤外線センサ
全ての駆動部の機能試験
競技の実現に必要な総合的な動作試験
関連文書
1.はじめに
本ドキュメントは、MIRS0204のシステム統合試験を行うにあたって必要な事項を述べるものである。
2.使用器具
MIRS0204
メジャー
ディスプレイ
キーボード
ポスト
外形試験用紙
MIRS0204メカニクス詳細設計書
分度器
デジタルコンパス試験用紙
デジタルコンパス試験ボード
大きい樹脂版
3.試験内容
外形試験
不備がないか、次の項目に沿って見て確かめる。
寸法が、縦横320[mm]×320[mm]以内に収まっているか試験する。
試験方法:外形試験用紙の上にMIRSを載せる。
合格基準:真上から見た時にMIRSが用紙内に収まっていること。
各部(部品)はしっかり固定されているか試験する。
試験方法:固定されるべき各部に少し力を加えて各部が固定されているか調べる。
合格基準:ぐらつかないこと。
欠落箇所はないか試験する。
試験方法:MIRS0204メカニクス詳細設計書を見ながら各部を確認する。
合格基準:MIRS0204メカニクス詳細設計書で定められたことと同じであること。
必要な各センサが決められた個数、MIRS0204メカニクス詳細設計書で定められた場所に配置されている試験する。
試験方法:MIRS0204メカニクス詳細設計書を見ながら各部を確認する。
合格基準:MIRS0204メカニクス詳細設計書で定められたことと同じであること。
センサーの機能試験
外形試験を終え、各センサが各配置に設置されていることを前提として各センサの試験を行うものとする。
ロータリーエンコーダ
ロータリーエンコーダの精度
試験方法:タイヤを10周手で回し、その時に測定された値を測定する。
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:値の誤差が±10度以内であること。
デジタルコンパス
8方向の判断
試験方法:デジタルコンパス試験ボードとデジタルコンパスを接続し、それをデジタルコンパス試用紙上に置き、回転させて、各方向の試験結果をパソコンのディスプレイに表示させる。
合格基準:8方向に対応した結果(数値)がパソコンのディスプレイに表示されている。(表1参)
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
方角
出力(D2 D1 D0)
北(N)
110
/tr> tr>
北東(NE)
010
/tr> tr>
東(E)
011
/tr> tr>
南東(SE)
001
/tr> tr>
南(S)
000
/tr> tr>
南西(SW)
100
/tr> tr>
西(W)
101
/tr> tr>
北西(NW)
111
/tr> font size=+1> pre> 〜 表1 〜
タッチセンサ
バンパはマシンに対して前後方向に動くか試験する。
試験方法:手で押してみて、前後方向に動くか試験する。
合格基準:バンパがマシンに対して前後に動くこと。
センサが接触を感知する時の、バンパを押し込む圧力の大きさがPCキーボードを押す程度の圧力か験する。
試験方法:各センサを軽い力で指で押す時、スムーズに押せるかどうかを調べる。
合格基準:センサが感知した結果がパソコンのディスプレイに表示される。
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
各タッチセンサが独立しているか試験する。
試験方法:各センサを指で押す。(この試験は
テストプログラム
を用い)
合格基準:各センサの入力が独立して判別されること。
2つのタッチセンサからの入力を判断できるか試験する。
試験方法:2つのタッチセンサの間のバンパを押す。
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:2つのタッチセンサが判別されること。
超音波センサ
距離測定が可能か試験する。
試験方法:大きい樹脂板をセンサ前方に垂直に立て、0.2〜1.8[m]まで0.4m毎に測定する。
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:誤差が3[cm]以内であること。
赤外線センサ
ポストが発光する赤外線を正面40[cm]以内に接近したとき検出できるか試験する。
試験方法:ポストから赤外線を送信し、正面40[cm]までの距離内で受信部を動かして調べる。
(この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:赤外線を受信部が検出すること。
赤外線のコード番号の判定ができるか試験する。
試験方法:MIRSをポストの赤外線送信部の正面40[cm]以内に置き、ポストから送信された赤外線を信し、そのポストの番号を認識できるか調べる。(この試験は
テストプログラム
を用る)
合格基準:ポストの赤外線のコード番号を識別できること。
全ての駆動部の機能試験
MIRSの基本動作を行う上で必要となる動きについて、次の各項目をチェックする。
直進走行モジュールは作動しているか試験する。
試験方法:1[m]の距離を指定し、その距離を動かす。(この試験は
テトプログラム
を用いる)
合格基準:誤差が5[cm]以内であること。
回転モジュールは作動しているか試験する。
試験方法:デジタルコンパス試験用紙の上で、MIRSを90度、360度指定し、その場で回転させる。この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:誤差がそれぞれ±5%以内であること。
競技の実現に必要な総合的な動作試験
次の各項目をチェックする。
赤外線を受信した後、ポスト獲得に必要な動作ができるか試験する。
試験方法:赤外線を受信した後、左に90度回転して停止という動作を行わせる。(この試験は
テストプログラム
を用いる)
合格基準:赤外線を受信した後、左に90度回転して停止できる。
関連文書
MIRS024基本設計書
MIRS024メカ二クス詳細設計書
MIRS024エレクトロニクス詳細設計書
MIRS024ソフトウェア詳細設計書