沼津高専 電子制御工学科
CPUボード調査報告書
MIRS0202-TECH-0006
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.12.11 若林 岩城 初版

<目次>

1. 目的
2. 外観
3. 特徴
4. 仕様
5. 参考文献

1. 目的

このドキュメントはMIRS0101の開発の資料となることを目的とした、CPUボードの調査報告書である。

2. 外観

3. 特徴

TETRA AT-461VREP CPUカードは、基本システムとして必要な機能の全てと、Flash ROM Disk機能、Ethernet、VGAを内蔵したCPU付IBM AT互換カードです。

4. 仕様

名称AT-461VREP
製造元日本データシステム
メインプロセッサAMD社製AM486DX5-133(SQFP) 実装済み
外形寸法185mm×122mm
重量約300g(ただしメモリを含まず)
電源+5V、単一3.5A
外部拡張バスISAバス、PC/104バス
動作温度 0℃〜60℃ (但し結露しないこと)又、CPUには冷却が必要
メモリAT-460VREP-4MB 4MB DRAM を実装済み
72PinSIMM ソケット1 個用意 最大36MB 迄可能
AT-461VREP 72PinSIMM ソケット2 個用意 最大64MB 迄可能
2次キャッシュ256KB実装
BIOSライセンス取得済Award BIOSを実装
チップセットALi社製M1487/M1489搭載
クロック/カレンダバッテリバックアップRTC及びCMOS-RAM
割り込み15レベルハードウェア割り込み
スーパーI/OチップSMC社製 FDC37C669搭載
IDEドライブIF2台迄のE-IDEドライブをサポート
FDDドライブIF2台迄のFDDをサポート
シリアルポート RS232×1、RS232/422/485×1 共に16C550互換UART使用
パラレルポート 双方向パラレルポート×1 SPP/EPP/ECP可
キーボードコネクタ5ピンヘッダタイプコネクタ/6ピンMini-DINコネクタ
マウスコネクタ PS/2タイプ。キーボードと共用で分岐ケーブルにて利用可
VGAC&T社製65550搭載。
VRAM 1MB実装、LCD駆動可 最大1024×768の256Color迄可。
EtherNet Realtek社製RTL8019(NE2000互換)搭載。
10Base-T(RJ-45)コネクタ実装
Flash ROM Diskブートが可能なM-Systems社製DiskOnChip(8〜144MB)を搭載可(オプション)
ウォッチドッグタイマ14レベル0秒から63秒タイムアウト
付属品HDDケーブル、FDDケーブル、D-Subプリンタ/シリアルケーブル、VGA/EtherNetドライバソフト
オプション FDD、HDD、72PinSIMM、DiskOnChip、DOM


参考文献

MIRS0202においての使用についての考察

    最新のPCに比べると、このCPUボードは明らかに性能的に見劣りがします。工作室のPC等で開発をした時にソフトウェアがMIRSの動作に十分な速度を出していたとしても、実際にラックや実機上で動かす際に、予想外の動作をすることが十分に考えられます。従ってソフトウェア開発は、動作速度を重視して行う必要があると言えます。