沼津高専 電子制御工学科
MIRS 0202 PICボード取扱説明書
MIRS0202-ELEC-1702
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2003.6.28
梶谷
初版
目的
この仕様書は、MIRS0202のPICボードおよびPICの取扱方法と機能詳細を記載したものである。
取扱い説明
PICのプログラムの書き込み方法
部品、必要器具
PICボードPICプログラム書(
MIRS0202-ELEC-1704
)、PICライタ、パソコン
手順
PICボードPICプログラム書(
MIRS0202-ELEC-1704
)のpic.zipを適当なフォルダに解凍する。
PICライタでプログラム(hexファイル)を書き込む
実装図
を見ながら、PICをPICボードのICソケットに差し込む。
PICボードのセット方法
手順
PICボードが、MIRS0202 PICボード製造仕様書(
MIRS0202-ELEC-1701
)の指示に従い作成されていることを確認する。
バックプレーンのSLOT4に差し込む
機能説明
機能概要
MIRS0202 超音波センサ用PICは送信信号により超音波を発信し、その超音波の受信により受信信号を距離のデータにして出力する機能を有す。
MIRS0202 赤外線センサ用PICは赤外線センサ回路は赤外線の受光状態を2つの値(反応有り,無し)で得るようになる。この回路は赤外線センサの受光素子から送られてくるH 又は Lの信号を処理し、信号に状態変化が起きたときにそのポストの番号がデータに変換された信号を出力する機能を有する。
MIRS0202 メインPICは上記二つのPICの動作状態をCPUから送られてきたデータをもとに制御し、出力してきたデータをCPUに送信する機能を有する。 この機能を実現するためにMIRS0202 PICボードでは以下のような機能構成を持つ。
Fig.1 PICボード機能構成図(rs232.jpg)
機能詳細
機能詳細では、機能構成図(
Fig.1
)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。
MIRS0202ではPICボードを使って以下の機能を実現する。
赤外線センサ信号の処理
超音波センサ信号の処理
上記の各入出力機能の制御(CPUとのシリアル通信)
A. 水晶発振子(セラミックレゾネータ)
: 10MHzの外部発振機を使う
B. メインPIC
: パソコンとのシリアル通信、超音波センサ赤外線センサのデータ処理を行う。
C. 超音波センサ用PIC
: 3つの超音波センサを動作させ、距離を測りメインのPICにその距離データを送る。
D. 赤外線センサ用PIC
: 2つの赤外線センサを監視しの入力があれば赤外線のコードを解読しポスト番号をメインのPICに送る。
E. シリアル通信ようIC
: PICとパソコンとで電圧の違いなどがあるのでこのICを介してシリアル通信を行う。
各モジュールに関する詳細は以下の取扱説明書参照。
Fig.1 PICボード実装図 (pic_jisso)
Table.1 MIRS0202 PICボード取扱説明書の部品表
番号
品名
ドキュメント番号/商品名
E/C
数量
単位
備考
001
MIRS0202 PICボード製造仕様書
MIRS0202-ELEC-1701
C
1
部
002
MIRS0202 PICボード取扱説明書
MIRS0202-ELEC-1702
C
1
部
004
MIRS0202 PICボード回路図
MIRS0202-ELEC-1703
C
1
部
005
MIRS0202 PICボードプログラム書
MIRS0202-ELEC-1704
C
1
部
006
MIRS0202 PICボード試験仕様書
MIRS0202-ELEC-1705
C
1
部
PICボード
C
1
枚
IC1
PIC
PIC16F84A
E
2
個
IC2
PIC
PIC16F874
E
1
個
関連文書
PICボード製造仕様書 MIRS0202-ELEC-1701
PICボード回路図 MIRS0202-ELEC-1703
PICボードプログラム書 MIRS0202-ELEC-1704
PICボード試験仕様書 MIRS0202-ELEC-1705
PICボード試験報告書 MIRS0202-ELEC-1706