本ドキュメントでは、
赤外線センサボードに関する説明を示す。
- 1、機能概要
- このボードは、赤外線センサ IS1U60 を搭載した基板である。
ISU160 で、一発パルスに変換された赤外線受信信号を赤外線
信号処理ボードに送る。
- 2 、信号処理
- 赤外線センサ IS1U60 は、リモコン用の赤外線受光素子である。
リモコンの通信は、38kHz のキャリア信号を変調して行うため、
この信号を受け続けると、素子はそれをノイズと判断し素子内の
比較器のスレッショルド電圧をあげることにとり受光しなくという
特性も持つように設計されている。
そのため、赤外線の発光側は、図1(a)のように周波数 38[kHz] の
赤外線を 300[μs]毎に発光・停止を繰り返す(発光・停止の周期は、
600[μs])ようにしている。
IS1U60 は、受光した赤外線を、38kHz にピークを持つバンドパス
フィルタで処理し、図1(b)の波形を出力する。ここでは、この
信号を一発パルスと呼ぶ。
fig.1 irs_palu.jpg
- 3、インターフェイス仕様をここに示す。
CN1(赤外線周辺回路へ)
No. | ピン名称 | 方向 | 内容 | 備考 |
1 | Vo | OUT | 赤外線受光信号 | 変調前 |
2 | GND | - | | |
3 | Vcc | IN | | |
table1.インターフェイス仕様
- 各ピンの対応図をfig2に示す。
fig2. irs_pin0.jpg
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