# /usr/bin/usr_mount 牛丸研究室にあるMIRSサーバ上のライブラリをNFSマウントする。
/home/atlmirs/testprogramにあるCソースをコンパイルする。スクリプトを組み、一つのコマンドでコンパイルできるようにする。
※各センサ試験用のテストプログラムは/home/atlmirs/testprogramにある。
※コンパイルしてできた実行ファイルを実行するのだが、ハードウェアに直接アクセスすることはroot権限でないと出来ない。
センサ試験
各センサの動作確認のために、MIRSにCRTを接続する。
- 試験に必要なカーネルモジュールが組み込まれているか確認する。
# lsmod 組み込まれているカーネルモジュールの確認
|
- 赤外線センサ機能試験
・テストプログラムを実行する
赤外線センサテストプログラム(irs_test)
$cd /home/atlmirs/testprogram ディレクトリの移動
# ./irs_test 赤外線センサ:テストプログラムを実行
# 1 READモード
|
・試験方法
平らな面にMIRSとその前方にポスト(赤外線発信機)置き、MIRS0202の赤外線受信部に向けて赤外線を発信する。
・合格基準
ポストの赤外線発行装置から左右に45度(合計90度)の範囲で、15センチの距離でパターンを判別が可能かどうか。
また、ポストの番号の識別がどの位置においても可能であるか。
- 超音波センサ機能試験
・テストプログラムを実行する
超音波センサテストプログラム(uss_test)
$cd /home/atlmirs/testprogram ディレクトリの移動
# ./uss_test 超音波センサ:テストプログラムを実行
|
・試験方法
MIRSを平らな面におき、センサの前方にアクリル樹脂板を床に垂直に立て、MIRSとの距離を0.2mから1.8mまで0.2m刻みで移動させ、距離を測定する。
・合格基準
それぞれの地点での測定値とMIRS-樹脂板間の距離との誤差が±5cm以内であるかどうか。
- タッチセンサ機能試験
・テストプログラムを実行する
タッチセンサテストプログラム(wls_ts_test)
$cd /home/atlmirs/testprogram ディレクトリの移動
# ./wls_ts_test タッチセンサ:テストプログラムを実行
|
・試験方法
MIRSを平らな面におき、バンパーの上から指でセンサを押す。
・合格基準
- 白線センサ機能試験
・テストプログラムを実行する
白線センサテストプログラム(wls_ts_test)
$cd /home/atlmirs/testprogram ディレクトリの移動
# ./wls_ts_test 白線センサ:テストプログラムを実行
|
・試験方法
MIRSを平らな面におき、それぞれの白線センサについて、受光部に白い紙をかざす。
・合格基準
全てのセンサについて、白線(白い紙)を感知したことを確認できるか。
駆動部機能試験
- ロータリーエンコーダ試験
・テストプログラムを実行する
ロータリーエンコーダテストプログラム(enc_test)
$cd /home/atlmirs/testprogram ディレクトリの移動
# ./enc_test ロータリエンコーダ:テストプログラムを実行
|
タイヤを指で回転させ、実際に回転させた量と、CRT上に表示されている量との誤差が、5%以内であること。
- 直進試験
直進試験プログラム(pwm_enc_test)
50,100,150,200cmの直進試験それぞれに対する実測値との誤差を調べ、それが50cmあたり3cm以内の誤差であるか。
- 回転試験
回転試験プログラム(pwm_rotate)
タイヤを宙に浮かせた状態で180,360,540,720度の右および左回転をさせ、誤差が180度あたり5度以内であるか。
$cd /home/atlmirs/pwm_enc ディレクトリの移動
# ./pwm_enc_test 直進:テストプログラムを実行
# ./pwm_rotate 回転:テストプログラムを実行
|
動作試験
以下に示す動作が正しく行われることを確認する。
各テストプログラムは/home/atlmirs/testprogram/にある。
- 後進中に、白線を感知したら停止
・試験方法
Mirs0202本機(以下本機で略す)の後方に白線を用意する。
テストプログラムtest01を実行する。
本機が後進し、白線センサWLS0,4の両方のセンサの下に白線が来た時、しっかりと停止できるか確認する。
・合格基準
本機のLS0,4の両方のセンサの下に白線が来た時、それを感知し停止すること。
- 白線に沿いながら前進する
・試験方法
本機を、白線センサWLS0,1,2が白線を感知できる状態に置く。
この状態でテストプログラムtest02を実行する。
本機が白線に沿いながら前進できるかを確認する。
・合格基準
白線に沿って前進できること。白線からそれてしまった時には、白線に復帰できること。
- 前進中に超音波センサUSS2が超音波でポストを感知したら停止
・試験方法
本機より前方進行方向に対して右側の位置にポストを置いて、本機を待機させておく。
テストプログラムtest03を実行する。
本機が前進し、超音波センサUSS2で右側のポストを感知し停止できるか確認する。
・合格基準
ポストからの距離が1mの位置から、前後に20cmの範囲内で、ポストを感知して停止すること。
- ポストにぶつかったら停止
・試験方法
本機の進行方向前方にポストを置く。
テストプログラムtest04を実行し、本機を前進させる。
ポストにぶつかったことをタッチセンサが感知し、停止することを確認する。
ポストにぶつかる角度を変化させ、すべてのタッチセンサについて同様に動作することを確認する。
・合格基準
タッチセンサTS0〜5のどれにぶつかっても停止すること。
- 赤外線を感知したら停止
・試験方法
ポストを一つ用意し、赤外線を発信させる。
テストプログラムtest05を実行し、本機を前進させる。
ポストの前を本機が横切るとき、赤外線を感知して停止するかを確認する。
・合格基準
ポストの赤外線発信機と本機の受信機との距離が20cm以内の場所で、停止できること。
- MIRS
環境設定マニュアル
- MIRS
総合試験報告書
|