沼津高専 電子制御工学科
MIRS0201 電源ボード試験仕様書 MIRS0201-ELEC-1305
改訂記録
版数	作成日	作成者	承認	改訂内容
A01	2004.02.28	高畑 祐太	内海	初版

1. 部品配置のチェック
   • 用意するもの
     基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
   • 検査
     外形図を見て、部品の配置をチェックする。ＩＣの向きに注意。
   • 修正
     配置が間違っていたら修正する。
     
     電源ボードの外形図
     
     電源ボードのパターン図
     
     電源ボードの回路図

2. 導通チェック
   • 用意するもの
     基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
   • 導通チェック
     回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。
   • 非導通チェック
     パターン間の非道通試験はすべてについて行うことが望ましいが、困難なので少なくとも電源とグランドが短絡していないことを確かめる。
   • 修正
     導通すべきところが導通してなかったら修正する。
     
   • 電源とグランドが短絡していた場合、絶対に電源を供給してはならない。（電源を破壊する恐れがある。）また、どこで短絡しているかを調べるのは非常に困難である。目視とテスターにより丹念に調べていくより方法がない。

3. 動作試験
   • 用意するもの
     テストする基板、7.2Vバッテリ、テスター
   • 動作試験
     1. CN7の1-2ピンを導通させる。
     2. CN6にバッテリーをつなぎ、メインスイッチ(赤色)をオンにする。この時、赤色LED(メインスイッチのLED)が点灯し、CN1の1-2ﾋﾟﾝ間で+5Vが出ている事を確認する。CN2の2-3ﾋﾟﾝが0Vとなっている事を確認する。
     3. スタートスイッチを押す。この時、CN2の2-3ﾋﾟﾝ間が+5Vとなる事を確認する。
     4. CN7を非導通にする。このとき、CN2の2-3ﾋﾟﾝ間が0Vとなる事を確認する。
     5. メインスイッチ(赤色)を切り、バッテリーをCN5にもつなぐ。その後、メインスイッチ(赤色)を押す。この時、緑色LED(スタートスイッチのLED)が消えており、CN3とCN4が0Vである事を確認する。
     6. CN6の1-2ピンを導通させる。
     7. スタートスイッチ(緑色)を押す。この時、緑色LEDが点灯し、CN3が+3V、CN4が+7.2Vである事を確認する。但し、バッテリーの電圧により変化する。
     8. CN7を非導通にする。この時、緑色LEDが消灯し、CN3とCN4が0Vである事を確認する。
4. トラブルシューティング（以下のような症状の時はこのような故障が考えられる。）
   
   1. メインスイッチによりLEDが点灯しない、＋5Vが出ない。
      • メインスイッチの故障
      • LT1083CPの故障
      • LEDの点灯回路の故障
   2. CN2の2-3ﾋﾟﾝ間が+5Vとならない。
      • スタートスイッチの故障
      • リレー回路の故障
      • CN6の不良
   3. 緑色LEDが点灯せず、CN3が+3V、CN4が+7.2Vでない。
      • 緑色LEDの故障
   4. 緑色LEDが消灯せず、CN3とCN4が0Vでない。
      • リレー回路の故障

   番号	品名	ドキュメント番号/商品名	E/C	数量	単位	備考
   003	MIRS0201 電源ボード回路図	MIRS0201-ELEC-1303	C	1	部

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関連ドキュメント
ドキュメント番号	ドキュメント名称	作成者
MIRS0201-ELEC-1301	MIRS0201 電源ボード製造仕様書	高畑祐太
MIRS0201-ELEC-1302	MIRS0201 電源ボード取扱説明書	高畑祐太
MIRS0201-ELEC-1303	MIRS0201 電源ボード回路図	高畑祐太
MIRS0201-ELEC-1304	MIRS0201 電源ボードPCB製造仕様書	高畑祐太