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はじめに
この文書は、MIRS0201のFPGAボードに、FPGA回路データ
(MIRS0201-ELEC-1003)
をダウンロードする方法をまとめたものである。
- 必要物品
ダウンロードするマシン(LINUXインストール済)、バイトブラスターダウンロードケーブル、ダウンロードプログラムソース(aritecdownload.tgz)、FPGAボード、FPGA実験装置
- 準備
ダウンロードプログラムのコンパイル
初めて、マシンからダウンロードするときは必ず行うこと。
- ファイルのアップロード
LINUX用のダウンロードのプログラムを作るために、ダウンロードプログラムのソースの圧縮ファイル(aritecdownload.tgz)をダウンロードし、それをMIRS0201にFTP転送。
- ファイルの解凍
MIRS0201にアップロードしたファイルを
% tar zxvf aritecdownload.tgz
として解凍する。 aritecdownloadというディレクトリができる。
- コンパイル
次に
% cd aritecdownload %
make
を実行するとコンパイル開始。
- ファイルの実行テスト
うまくいくとaritecdownloadというファイルができ、このプログラムがダウンロードのためのプログラムファイル。このあと、aritecdownloadというフォルダにできている"test10.ttf"をFPGA実験装置にダウンロードする。(ダウンロードするときはsuでrootにすること。)コンフィギュレーションLEDが点滅したら実際に ダウンロード成功となる。
- ダウンロード
- ダウンロードケーブルの接続
電源を入れる前にダウンロードケーブルであるバイトブラスターのパラレルポート側にをパラレルポートに接続し、FPGA側にダウンロードモジュラジャックを差込み電源を入れる。
- ダウンロードファイルの転送
ダウンロードは、root権限がないとできないので'su'でrootになってから
ダウンロードマシンにFTPで接続して、回路図情報ファイル(.ttf)をダウンロードする。
- ファイルの実行
% ./aritecdownload -v -b
(ファイル名)
ここで、オプションは、
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- -v
- 画面に各種情報を表示しながら実行。デフォルトでは何も表示しない。
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- -b
- ダウンロードがどのくらい進行しているかを示すバーが表示。デフォルトでは表示しない。
となる。 いろいろ表示が出た後最後に
download
success と出ればダウンロードが成功。 また、ダウンロードケーブルを接続したパラレルポートのI/Oアドレスは事前に調べて置く。0x378の場合、オプションに何も付けないで実行でき、それ以外の場合には、-pオプションを付けて実行する必要がある。
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- -p (number)
- パラレルポートのI/Oアドレスを指定
(number):(I/O port)の対応は、
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- 0 : 0x378
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- 1 : 0x278
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- 2 : 0x3BC
。デフォルトでは0(=0x378)。 他のオプションについては解凍した時にできるフォルダの中の"README.TXT"を参照。
LINUXの起動時に、自動的に回路情報をダウンロードするようにしておくと便利である。
UL>
MIRS0201 FPGAボード製造仕様書(MIRS0201-ELEC-1001)
MIRS0201 FPGAボード取扱説明書(MIRS0201-ELEC-1002)
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