沼津高専 電子制御工学科
IOボード調査報告書
MIRS0103-TECH-0008
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容 提出先
A01 2001.12.17 花島 中村 初版


I/Oボードについて
I/OボードというものはI/Oのアドレスなどを設定しているところである。
MIRSではVIPC310を使用する。
また、そのボードの上にはIP−Dig.48というボードとロータリーエンコーダボードが乗っている。

VIPC310について

名称 VIPC310
メモリサイズ
  • 128
  • 256
  • 512[KB]
  • 1,2,4[MB]
IPのメモリ配置 A24/D16
搭載可能なIPの数
  • シングルハイトサイズボードの場合 2枚
  • ダブルハイトサイズボードの場合 1枚
IPのI/O配置 A16/D16
I/Oサイズ 512[Byte]
VMEbusへの割り込み IRQ1,2,4,5が使用可能
I/Oの接続 2つの50ピンコネクタ 長さ100インチまでのフラットケーブル
前面の指示器 2つのGreen LED
ボードのバッテリ 3.3[V]のリチウム電池165[mA]ならば1時間流せる。
電源要求事項
  • +5[V] 460[mA](標準)
  • +12[V] 0[mA]
  • −12[V] 0[mA]
使用環境 温度0度〜70度 湿度5%〜95%(結露しない程度)
サイズ
  • 縦172[mm]
  • 横128.5[mm](フロントパネル含む)
  • 厚さ13.6[mm]
  • 重さ0.14[s]


I/Oボード(VIPC310)の機能概要
I/Oボード(IP−Dig.48)の機能概要

 IP−Digital48には、MC68230PARALLEL INTERFACE/TIMER(PI/T)が2個搭載されている。
 MC68230には、入出力ポートA,B,Cがあり、A,Bは単方向または双方向の8bitまたは16bitの入出力として使用できる。このポートはダブルバッファ内蔵である。ポートCは、DMA,タイマおよび割り込みの制御としても使用される。
 PI/Tは、その内部にTIMERを持っているが、このTIMERは24bitのダウンカウンタを含んでいる。このタイマの基本的な使い方として、
1 Periodic Interrupt Generator
2 Square Wave Generator
3 Device Watchdog
等がある。1は、設定周期毎のタイマ割り込みが可能であり、2は、設定周期の方形波をTOUTより出力できる。3は、TINが立ち上がると、設定値からカウンタがダウンしていき、TINが立ち下がると止まる。また、underflowになると、TOUTに一発パルスが発生する。


参考文献