- はじめに
この仕様書は、MIRS0103のモータパワー変換ボードの取扱方法と機能詳細を記載したものである。
- 取扱い説明
- 外観
モータパワー変換ボードの実装図、部品表はMIRS0103 モータパワー変換ボード製造仕様書参照
- 基盤の固定方法
- 部品、必要器具
MIRS0103 モータパワー変換ボード、ネジ x 4 (M3、長さは任意)、スペーサ x 4 (M3、長さは任意)、+ドライバー
- 手順
- 基板の実装図を参考にしながら基板の取り付け位置を決める。(実装図はMIRS0103 モータパワー変換ボード製造仕様書を参照)
- 配置場所のスペースや基板の高さを考慮して、スペーサの長さを決める。この時、基板の下に金属部品(アルミ板、ネジ、ナット等)があるときは、それらが基板に触れてショートする可能性があるのでスペーサは長めの物を使用する方が良い。
- 基板を取り付けたい位置に、基板の取り付け穴に合わせてφ3の穴をあける。
- Fig.1を参考にしながら、基板の取り付け穴にスペーサを取り付ける。
- 基板の取り付け位置に基板を取り付ける。
- 各種ケーブル-ボード間の接続は、
MIRS0103 ケーブル類製造仕様書一覧を参照。
- 機能説明
- 機能概要
MIRS0103 モータパワー変換ボードは・・・を行うためのボードである。この機能を実現するためにMIRS0103 モータパワー変換ボードでは以下のような機能構成を持つ。
Fig.1 モータパワー変換ボードの機能構成図
- 機能詳細
機能詳細では、機能構成図(Fig.2)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。
- Hブリッジ回路
この部分はH-Bridge回路となっておりここにPWM信号、方向信号を入れることによってモータの速度、方向の制御を行っている。H-BridgeはOFFになっているときはブレーキがかかるような回路である。
- 動作原理
MIRS0103 モータパワー変換ボードは以下のような動作原理により設計・開発された。
モータパワー変換ボードはモータパワー制御モジュールから来るモータの速度、方向速度信号を実際にモータを駆動させるための信号に変換させるための回路である。ここで、モータにブレーキがかかる回路の原理を説明する。
Fig.2 モータパワー変換回路の原理図
この原理図のようにH-bridgeは形成されている。この図のAとDのスイッチを入れることによってモータは回転する。また、BとCを入れることによってモータは逆回転する。さらにすべてのスイッチを上げることによってモータの逆起電力によってモータにブレーキがかかる。これを利用したのがモータパワー変換回路である。実際にはこの回路が1つのICの中に形成されているのでここに必要な信号を入力させることによってモータが制御できる。
- インターフェース
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