沼津高専 電子制御工学科 | ||||||
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改訂記録 | ||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | ||
A01 | 2002.1.15 | 全員 | 中村 | 初版 | ||
A02 | 2002.2.07 | 中村,渡辺 | 中村 | 細部の修正 |
本仕様書はMIRS2001競技規定に基づきMIRS0103チームの作成する自立型小型知能ロボットの基本仕様を記述する。
MIRS0103システムのハードウェアは、標準MIRS(注1)とは仕様が大きく異なっている。そのなかでも、特徴的な点を以下にのべる。
RT-Linux (Ver.2.3) を OS とし、Linux
のユーザプロセスとして行動制御プログラムを起動する。
赤外線センサ、タッチセンサからの入力は、行動制御プログラムから、定期的にドライバを呼び出すことにより監視する。
走行系の制御と超音波センサの制御は、RTータスクによって行い、RT-FIFO
を介して必要なデータ通信を行う。
プログラムは、C 言語でコーディングする。
MIRSの移動量は、LinuxのAPIをコールすることにより検出する。
図1に本システムの外観を示す。
本システムのソフトウェアビジビリティはATL-MIRSソフトウェアビジビリティ(暫定版)の仕様を基本とし、MIRS0103の各センサの個数に合わせて、変更する。
MIRS0103では以下のモードを定義する。
遷移前/遷移後 | 待機モード | 1回目競技用初期化モード | 2回目競技用初期化モード | ポスト数入力モード | 行動決定モード | ポスト探索モード | ポスト取得判断モード | 接近モード | ポスト周回モード | ポスト番号判断モード | ポスト取得モード | 終了処理モード | 試験モード |
待機モード | - | 10キー入力 | 10キー入力 | 10キー入力 | × | × | × | × | × | × | × | × | 10キー入力 |
1回目競技用初期化モード | 停止スイッチ押下 or 初期化失敗 | - | × | × | × | 初期化正常終了 | × | × | × | × | × | × | × |
2回目競技用初期化モード | 停止スイッチ押下 or 初期化失敗 | × | - | × | 初期化正常終了 | × | × | × | × | × | × | × | × |
ポスト数入力モード | 停止スイッチ押下 or 入力終了 | × | × | - | × | × | × | × | × | × | × | × | × |
行動決定モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | - | 移動すべきポストを知らない | × | 移動すべきポストを知っている | × | × | × | 全部のポストを調べ終わった | × |
ポスト探索モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | × | - | 超音波センサでポストを発見 | × | × | × | × | × | × |
ポスト取得判断モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | × | ポストが探索済み | - | ポストが未探索 | × | × | × | × | × |
接近モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | × | × | × | - | 規定位置までポストに接近 | × | × | × | × |
ポスト周回モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | × | × | × | × | - | 赤外線センサがポストの赤外線信号を感知 | × | × | × |
ポスト番号判断モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | 取得すべきポストではない | × | × | × | × | - | 取得すべきポストである | × | × |
ポスト取得モード | 停止スイッチ押下 | × | × | × | ポスト取得 | × | × | × | × | × | - | × | × |
終了処理モード | 停止スイッチ押下 or 終了処理終了 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | - | × |
試験モード | 停止スイッチ押下 or 試験走行終了 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | × | - |
システム試験の詳細は、下記の試験仕様書に記載される。
MIR0103システム試験仕様書
関連文書 |
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