沼津高専 電子制御工学科 |
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改訂記録 |
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版数 |
作成日 |
作成者 |
承認 |
改訂内容 |
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A01 |
2001.12.17 |
マヨラン |
山本 |
初版 |
1.目的 :
このドキュメントは、FPGAボード内のFPGAチップに構成する液晶ディスプレイ制御モジュールの取扱方法と機能詳細を調査、把握するために作成したドキュメントである。
lcd.zip には以下のファイルが入っています。
lcd.gdf
機能構成図(Fig.1)の「1」に示した部分のグラフィックエディタファイルです。
lcd.acf
機能構成図(Fig.1)に示した全体のデバイスやピン情報などが入っているコンフィギュレーションファイルです。
lcd.sym
lcd.gdf のブロックシンボルです。
c.gdf
機能構成図(Fig.1)の「1」に示した部分のグラフィックエディタファイルです。
c.acf
機能構成図(Fig.1)の「1」に示した部分のデバイスやピン情報などが入っているコンフィギュレーションファイルです。
c.sym
c.gdf のブロックシンボルです。
MIRSATLM FPGAボード液晶ディスプレイ制御モジュールはLCDの制御を行うためのものであり、FPGAボード内のFPGAチップに構成される。この機能を実現するためにMIRSXATLM FPGAボード液晶ディスプレイ制御モジュールでは以下のような機能構成を持つ。
Fig.1 FPGAボード液晶ディスプレイ制御モジュールの機能構成図(lcd.jpg)
機能詳細では、機能構成図(Fig.1)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。
1.
LCD動作制御モジュール
このモジュールはLCD(SC-1602BS)にデータを書きこみ・読み出しするのに必要なEnable信号、R/W信号を生成している。
具体的にはISA-BUSのIO制御信号をLCDの制御信号に変換し出力している。
ISA-BUS,LCDの信号に関するタイミングチャートを以下に示す。
Figure.2_a LCDモジュールタイミングチャート(Write) (lcd_w.jpg)
Figure.2_a LCDモジュールタイミングチャート(Read) (lcd_r.jpg)
詳細に関しては「HITACHI ドットマトリクス液晶表示コントローラドライバ(HD44780U)」の仕様書を参照のこと。
2.
データ制御モジュール
このモジュールはISA-BUS−LCD間のデータの流れを制御している。
IOR,IOWの信号からR/W信号を作りだしその信号によりデータのRead,Writeの方向が決まる。
この回路ではスリーステートによりデータの方向を制御しており、信号がRの場合はLCD→ISA、Wの場合はISA→LCDの方向にデータが流れる仕組みになっている。
Table 4_1 液晶ディスプレイ制御モジュールのインターフェース
信号名 |
方 向 |
対 象 |
概 要 |
LCD_ADD0 |
IN |
ISA-BUS |
lcd制御モジュール選択信号 |
LCD_ADD1 |
IN |
ISA-BUS |
RS信号 |
B_RESET |
IN |
ISA-BUS |
ISA-BUSのRESET信号 |
B_IOR |
IN |
ISA-BUS |
ISA-BUSのIOR信号 |
B_IOW |
IN |
ISA-BUS |
ISA-BUSのIOW信号 |
CLK |
IN |
ISA-BUS |
Clock |
E |
OUT |
LCD |
Enable信号 |
R/W |
OUT |
LCD |
R/W信号 |
B_SD0〜B_SD15 |
INOUT |
ISA-BUS |
データ信号 |
DB0〜DB15 |
INOUT |
LCD |
データ信号 |
4. 参考:
D3 計算機工学 資料
http://www.denshi.numazu-ct.ac.jp/mirsdoc2/mirs0001/