- はじめに
この仕様書は、MIRS0102のFPGAボード内のFPGAチップに構成するロータリエンコーダモジュールの取扱方法と機能詳細を記載したものである。
- 取扱い説明
- Maxplus2での回路情報の呼び出し方法
- ダウンロードファイル
re_m.zip
- 手順
- 圧縮ファイル re_m.zip
をダウンロードします。
- re_m.zip を適当なフォルダで解凍します。
- maxplus2でグラフィックエディタを開きます。
- 解凍ファイルの中にある re_m.sym をグラフィックエディタで部品として呼び出します。
- 圧縮ファイルの内容
re_m.zip には以下のファイルが入っています。
- recont.vhd
- 機能構成図(Fig.1)に示す
ラッチ回路ブロックのVHDLファイルです。
- recont.sym
- ラッチ回路のブロックシンボルです。
- re_m.acf
- モジュールのコンフィギュレーションファイル(デバイスやピン情報などが入っている)です。
- re_m.gdf
- モジュール全体のグラフフィックエディタのファイルです。
- re_m.sym
- MPCモジュール全体のブロックシンボルです。
- 機能説明
- 機能概要
MIRS0102 FPGAボード
モジュールはモータの回転数をカウントし、移動した距離の計測や自己位置を認識する行うためのものであり、FPGAボード内のFPGAチップに構成される。この機能を実現するためにMIRS0102
FPGAボード モジュールでは以下のような機能構成を持つ。
Fig.1 FPGAボード モジュールの機能構成図(re_m_block.jpg)
- ラッチ回路
この回路は、制御信号が送られてくると次に信号が来るまでその信号を保持しつづける回路。
- 出力制御回路
この回路は、データ呼出し命令がきた時にをISAバスにチップのデータを送る機能を持つ。
- 機能詳細
機能詳細では、機能構成図(Fig.1)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。
- 信号の詳細
信号の詳細では、MIRS0102 FPGAボード *モジュール内で使用されている各信号の詳細説明を行う。
- RE_C
この信号はロータリエンコーダの値を読み取るのに必要な制御信号を送り出すアドレスが選ばれたときにこのモジュールを選択するための信号である。
- RE_D
この信号はロータリーエンコーダの値を読み取るアドレスが選ばれたときこのモジュールを選択するための信号である。
- SD 0 to
15
この信号はデータ読取信号をISA‐Busに送ったり、読取制御命令信号をISA-Busから読み込んだりするために使う、データのやり取りの信号である。
- IOR
この信号はISA‐BusのI/Oリード・ストローブである。
- IOW
この信号はISA‐BusのI/Oライト・ストローブである。
- RESET
この信号はISA‐Busのシステム・リセットである。
- CLK
この信号はISA-Busのシステム・クロック 8MHz デューティ50%である。
- インターフェース
Table 1 ロータリエンコーダモジュールのインターフェース
信号名
|
方 向
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対 象
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概 要
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RE_C
|
IN
|
アドレスデコーダ |
モジュールセレクタ信号(動作制御命令用)
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RE_D
|
IN
|
アドレスデコーダ |
モジュールセレクタ信号(データ読取用)
|
SD 0 to 15
|
IN
|
ISA-Bus |
16bit データバス
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IOR
|
IN
|
ISA-Bus |
I/Oリード・ストローブ
|
IOW
|
IN
|
ISA-Bus |
I/Oライト・ストローブ
|
RESET
|
IN
|
ISA-Bus |
システム・リセット
|
CLK
|
IN
|
ISA-Bus |
システム・クロック 8MHz デューティ50%
|
RE_CS
|
OUT
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ドーターボード |
チップセレクト
|
RE_XY
|
OUT
|
ドーターボード |
Xカウンタ・Yカウンタ選択
|
RE_UL
|
OUT
|
ドーターボード |
カウントデータ上位・下位選択
|
RE_RX
|
OUT
|
ドーターボード |
Xカウンタリセット
|
RE_RY
|
OUT
|
ドーターボード |
Yカウンタリセット
|
RE_D 0 to 7
|
IN
|
ドーターボード |
カウントデータ
|
| |