沼津高専 電子制御工学科 | ||||||
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改訂記録 | ||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | ||
A01 | 2001.12.17 | 川村 | 勝又 | 初版 |
製作するにあたって考慮しなくてはならない条件は
■ 曲げに対する強さ(丈夫さ)
■ 加工のしやすさ
■ 重量
などが挙げられ、この3つの条件それぞれについて考えてみる。
まず、製作するにあたって一番重要になってくるのが、曲げに対する強さ(丈夫さ)である。競技中に変形したりしてしまたっらそこで競技が中断してしまうので、変形しにくい硬い材質を使用するべきである。しかし、いくら丈夫な材質を使用しても加工が難しいものは、製作するにあたって不便であるので、加工が容易であるということも重要である。そして、重量については駆動系に負担がかかるような極端に重い材質は不便だ。もちろん軽い材質の方がMIRSへの負担も少なくなるので、出来る限り軽い材質を使用するべきである。
次に金属材料と非金属材料の特徴を示す。
金属材料
・一般に常温では固体である。
・電気や熱をよく通す。
・金属特有の光沢がある。
・溶ける温度が高く、硬い。
・大きな力を加えると、薄くしたり曲げたりすることが出来る。
非金属材料
・軽い
・電気を通さない。
・耐腐食性に優れている。
・耐熱性は金属に劣る。
・透明なものが多い。
例として鉄、アルミ、銅、アクリルの各々の性質を示す。
鉄 | アルミ | 銅 | アクリル | ||
重さ | 重い | やや軽い | 重い | 軽い | |
比重 | 7.9 | 2.7 | 9.0 | 1.2 | |
強さ | 強い | やや強い | 強い | やや弱い | |
衝撃強さ | 強い | やや強い | 強い | 割れる | |
部品同士の接合方法 | ネジ、溶接、接着剤 | ネジ、接着剤 | ネジ、接着剤、ハンダ付け | ネジ、接着剤 | |
価格 | やや安い | やや高い | 高い | 高い | |
その他 | 錆びる | - | - | 溶ける |
参考資料