沼津高専 電子制御工学科
MIRS0101ロータリーエンコーダ技術調査報告書
MIRS0101-TECH-0009
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.11.29 小畑 勝又 初版

目次

  1. ロータリエンコーダとは
  2. ロータリエンコーダの概要
  3. 回転に関する働き
  4. パルス弁別回路
  5. ロータリエンコーダモジュール
  6. 仕様

  1. ロータリエンコーダとは
  2.   製品にコネクタを接続し、タイヤの回転数(アナログ量)をパルス数(デジタル量)に変換する機能がある。 MIRSでは最も一般的な光電式を使用する。 ロータリーエンコーダは、回転軸の回転速度に比例した、互いに90°位相の異なる2相の近似正弦波を出力しているもので、2相の位相関係から回転方向が判別できる。 他に、2相の信号をカウントして回転数を求めることができる。
     一般的なロータリーエンコーダの使用方法は、回転子の回転数の検出、 更に、回転子の速度の検出である。

  3. ロータリエンコーダの概要
  4.  ロータリエンコーダというものは、アナログ量であるモータの回転数をディジタル量としてカウントするものである。 これによって、モータの回転数からMIRSが自己位置を認識できるようになる。 MIRSのロータリエンコーダ部は大きく分けて2つの部分から構成される。 一つ目は、モータの回転数を90度位相がずれた矩形波に変換させるマイクロエンコーダ、そしてその回転数をカウントするFPGA内に構成されるロータリエンコーダモジュールである。
     その二つを組み合わせることによってアナログ量であるモータの回転数をディジタル量でカウントしている。MIRSでは、光学式のロータリエンコーダを用いている。

  5. 回転に関する働き
  6. パルス弁別回路
  7. 2相パルス出力型のエンコーダ正転/逆転を検出するために必要な回路。 通常、このA,B相の動きよりup/downパルスを作り出し、必要桁数のup/downカウンタに入力し、カウンタの内容を読み取る事で回転量を知る事ができる。 パルス弁別回路は、このup/downパルスを作り出す回路である。

    fig.5 パルス弁別回路

  8. ロータリエンコーダモジュール
  9.  ATLMIRSでは、回転数をカウントするロータリエンコーダモジュールをFPGAボード内のFPGAチップで構成する。 FPGAボードについてはFPGAボード技術資料参照。

  10. 仕様

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