RT-Linuxは、Linuxの機能にリアルタイム処理をする機能を付け加えたものである。
RT-カーネルは、RT-タスクとLinuxカーネルを対象にしたスケジューリングを行う。
Linuxカーネル本体は最も低い優先度でスケジューリングされるもので、RT-タスクの優先度のほうが Linuxカーネルよりも高い。
MIRSでは、通常動作の状態では最も優先度の低いユーザプログラム(行動制御プログラム)を実行し、その中で決められた周期でRT-タスクを実行していく。
これがリアルタイム処理である。
RT-タスク・ユーザプログラム間の情報交換は、FIFO(First In First Out)を生成してそれを用いて行われる。