- はじめに
この仕様書は、ATLMIRSのFPGAボード内のFPGAチップに構成する赤外線センサ信号処理モジュールの取扱方法と機能詳細を記載したものである。
- 取扱い説明
- Maxplus2での回路情報の呼び出し方法
- ダウンロードファイル
irs_m.zip
- 手順
- 圧縮ファイル irs_m.zip をダウンロードします。
- irs_m.zip を適当なフォルダで解凍します。
- maxplus2でグラフィックエディタを開きます。
- 解凍ファイルの中にあるirs_m.sym をグラフィックエディタで部品として呼び出します。
- 圧縮ファイルの内容
irs_m.zip には以下のファイルが入っています。
- irs_m.gdf
- IRSモジュールののグラフィックエディタファイルです。
- irs_m.sym
- irs_m.gdf のブロックシンボルです。
- 機能説明
- 機能概要
MIRSATLM FPGAボード 赤外線センサ信号処理モジュールは、ポストから発せられる赤外線の信号を符号化し、その信号を二度読みそれぞれの信号を比較し、一致したならば信号をCPUに出力する。このモジュールがFPGAボード内のFPGAチップに構成される。この機能を実現するためにMIRS0005 FPGAボード 赤外線信号処理モジュールでは以下のような機能構成を持つ。
Fig.1 FPGAボード 赤外線センサ信号処理モジュール機能構成図
- 赤外線センサ信号処理部
赤外線センサから送られてくるパルス状の信号を符号化しその信号を二度読みこみ、比較し、処理する。
- 機能詳細
機能詳細では、機能構成図(Fig.1)に示した各機能ブロックの詳細説明を行う。
- 赤外線センサ信号処理部
まずいずれかの赤外線センサボードに信号が入った場合、入ったセンサの番号をIOWN信号と共にCPUから受け取り、その信号を元に次の処理を行う。 赤外線センサボードから送られてくる各ポスト固有の赤外線受光信号を符号化し、そしてもう一度その赤外線受光信号を読み、同じように符号化し、前に入ってきた赤外線受光信号を符号化したものと比較し、一致したならば信号を出力する。これによりポストの判別ができる。
- インターフェース
Table 1 赤外線センサ信号処理モジュールのインターフェース
信号名
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信号の方向
|
接続先
|
機能
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B_SD[0...15] |
OUT |
ISAバス |
データバス |
IRS[0...5] |
IN |
IRS_M |
各IRS信号 |
CLK |
IN |
ISAバス |
CLK 8MHz duty 50% |
B_IORN |
IN |
ISAバス |
I/Oリード・ストローブ |
B_IOWM |
IN |
ISAバス |
I/Oライト・ストローブ |
B_RESET |
IN |
ISAバス |
システムリセット |
IRS_ADD |
IN |
IRS_M |
IRSモジュールセレクタ信号 |
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