Standard MIRS Power Distributor Test

沼津高専電子制御工学科

MIRS0003 電源ボード基板試験仕様書
MIRS0003-ELEC-1505

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2001.11.9

横溝

関野

初版

A02

2001.11.14

横溝

関野

関連文書の変更

部品配置のチェック
- 用意するもの
  基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
- 検査
  実装図を見て、部品の配置をチェックする。ＩＣの向きに注意。
- 修正
  配置が間違っていたら修正する。
  
  電源ボードの実装図
  
  電源ボードのパターン図
導通チェック
- 用意するもの
  基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
- 導通チェック
  回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。
- 非導通チェック
  パターン間の非道通試験はすべてについて行うことが望ましいが、困難なので少なくとも電源とグランドが短絡していないことを確かめる。
- 修正
  導通すべきところが導通してなかったら修正する。
- 電源とグランドが短絡していた場合、絶対に電源を供給してはならない。（電源を破壊する恐れがある。）また、どこで短絡しているかを調べるのは非常に困難である。目視とテスターにより丹念に調べていくより方法がない。
動作試験
- 用意するもの
  テストする基板、7.2Vバッテリ、テスター
- 動作試験
  1. CN6の1-2ピンを導通させる。
  2. CN1にバッテリーをつなぎ、メインスイッチをオンにする。この時、赤色ＬＥＤ(メインスイッチのＬＥＤ)が点灯し、CN4の1-2ﾋﾟﾝ間で+5Vが出ている事を確認する。CN5の2-3ﾋﾟﾝが0Vとなっている事を確認する。
  3. スタートスイッチを押す。この時、CN5の2-3ﾋﾟﾝ間が+5Vとなる事を確認する。
  4. CN6を非導通にする。このとき、CN5の2-3ﾋﾟﾝ間が0Vとなる事を確認する。
  5. メインスイッチを切り、バッテリーをCN2にもつなぐ。その後、メインスイッチを押す。この時、緑色ＬＥＤ(スタートスイッチのＬＥＤ)が消えており、CN3が0Vである事を確認する。
  6. スタートスイッチを押す。この時、緑色ＬＥＤが点灯し、CN3が7.2Vである事を確認する。但し、バッテリーの電圧により、変化する。
  7. CN6を非導通にする。この時、緑色ＬＥＤが消灯し、CN3が0Vである事を確認する。
トラブルシューティング（以下のような症状の時はこのような故障が考えられる。）
1. メインスイッチによりＬＥＤが点灯しない、＋５Ｖが出ない。
  - メインスイッチの故障
  - LT1083CPの故障
  - ＬＥＤの点灯回路の故障
2. CN5の2-3ﾋﾟﾝ間が+5Vとならない。
  - スタートスイッチの故障
  - リレー回路の故障
  - CN6の不良
3. 緑色ＬＥＤが点灯し、CN3が0Vでない。
  - リレー１の故障
4. 緑色ＬＥＤが点灯せず、CN3が+7.2Vでない。
  - 緑色ＬＥＤの故障
5. 緑色ＬＥＤが消灯せず、CN3が0Vでない。
  - リレー回路の故障
番号品名ドキュメント番号/商品名 E/C 数量単位備考

103 MIRS0003 電源ボード基板回路図 MIRS0003-ELEC-1503 E 1 部

関連文書
- MIRS0003 電源ボード基板製造仕様書一覧(MIRS0003-ELEC-1501)
- MIRS0003 電源ボード基板ボード取扱説明書(MIRS0003-ELEC-1502)
- MIRS0003 電源ボード基板回路図(MIRS0003-ELEC-1503)
- MIRS0003 電源ボードPCB製造仕様書(MIRS0003-ELEC-1504)