沼津高専 電子制御工学科
MIRS0003エレクトロニクス詳細設計書
MIRS0003-ELEC-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.6.26 大岡 松浦 横溝 赤堀 初版
A02 2001.8.21 松浦 横溝 赤堀 主要部品の改正
A03 2001.8.23 松浦 横溝 赤堀 FPGAボード詳細ブロック図についての説明補足
A04 2001.8.24 松浦 横溝 赤堀 電気系統図の改正
A05 2001.10.19 横溝 赤堀 アドレスデコーダのインターフェイス信号名の改正
A06 2001.10.20 横溝 赤堀 ドーターボードの外形図の訂正
A07 2001.10.29 横溝 赤堀 概略ブロック図の訂正
A08 2001.10.30 横溝 赤堀 電源系統図の訂正
A09 2001.10.31 松浦 赤堀 インターフェイスの訂正
A10 2001.11.16 松浦 関野 各ピンの対応番号の訂正

目次

  1. はじめに
  2. 概要
  3. 構成
    1. 概略ブロック図
    2. 電源系統図
  4. 機能性能
    1. 標準MIRS基板
  5. インターフェース
    1. CPU−IOボード
    2. FPGAボード−LCD
    3. FPGAボード−ドータボード
    4. ドータボード−ロータリエンコーダ
    5. ドータボード−タッチセンサ
    6. ドータボード−超音波センサ
    7. ドータボード−赤外線センサ
    8. ドータボード−Motor Power回路
    9. ドータボード−Power Distributor
    10. Power Distributor−Motor Power回路
    11. Power Distributor−電池
    12. Motor Power回路−Motor
  6. 各部の詳細
    1. 標準MIRS基板
    2. FPGAボード
      1. 機能概要
      2. 詳細ブロック図
      3. モジュール間インターフェース
      4. ソフトウェアビジビリティ
    3. ドータボード
      1. 外形
      2. 詳細ブロック図
      3. 主用部品
      4. 製造仕様書ツリー
  7. 消費電力

1.はじめに

本ドキュメントは、MIRS0003エレクトロニクス部の各回路基板の製造仕様書の作成に必要な事項を述べる。

2.概要

MIRS0003のエレクトロニクス部は、主としてAT互換シングルボードコンピュータとISAバスに接続されるIOボードおよびセンサ回路からなり、IO制御のための回路はそのほとんどがIOボード上のFPGAで実現される。

3.構成

  1. 概略ブロック図
    図1に概略ブロック図を示す。
    図1.概略ブロック図 (Word Meta File

  2. 電源系統図
    図2に電源系統図を示す。
    図2.電源系統図 (Word Meta File

4.機能性能

  1. 標準MIRS基板
    標準MIRS基板の仕様についてはATLMMIRS及びMIRSデータベース(DBMD)を参照のこと。
  2. IOボード
    IOボードはISAバスを経由してCPUからセンサおよび駆動回路の制御を行う機能を具備する。

5.インターフェース

  1. CPU−IOボード
    ISAラックのインターフェースはISAバス規格に準拠し、各基板を下表に示すようにバックプレーンに搭載する。

    Table.16_a ISAラックへの基板の搭載方法
    スロット.No
    ボード名称
    備考
    1
    CPUボード

    2
    -
    未使用
    3
    -
    未使用
    4
    FPGAボード




  2. FPGAボード - 液晶ディスプレイボード




  3. FPGAボード−ドータボード

6.各部の詳細

  1. 標準MIRS基板
    MIRSデータベースDBMDを参照。

  2. FPGAボード
    1. 機能概要
      FPGAボードに関する詳細はマイコンビルダー取扱説明書参照。

      ATLMIRSではFPGAボードを使って以下の機能を実現する。

      • タッチセンサ信号の処理
      • 赤外線センサ信号の処理
      • パワーオン信号の処理
      • 超音波センサ信号の処理
      • ロータリーエンコーダ信号の処理
      • 液晶表示ディスプレイ制御信号の処理
      • モータパワー制御信号の処理
      • ハードウェア割り込み処理
      • 上記の各入出力機能の制御

    2. 詳細ブロック図

      Figure.7_b FPGAボードのブロック図 (fpga_b.jpg)

      1. アドレスデコーダ : 16bitのアドレスデータからモジュールセレクタ信号を作り出し、AEN信号に合わせて各モジュールに出力する。また、各モジュールが16bitのデータ入出力を行えるように IOCS16 信号を制御する。
      2. 液晶ディスプレイ制御モジュール : CPUから送られてくる8bitの液晶ディスプレイボード制御信号の出力制御を行う。
      3. モータパワー制御モジュール : CPUから送られてくる速度データをPWM変換し、同じくCPUから送られてくる方向データと共に出力する。
      4. ロータリーエンコーダ制御モジュール : ドーターボードに搭載されているロータリーエンコーダカウント回路の制御信号の出力制御と8bitのロータリーエンコーダカウント値の入力制御を行う。
      5. 超音波センサ信号処理モジュール : CPUから超音波センサ選択信号を受けると、2bitの超音波センサ選択信号、超音波の送信信号となる幅0.4[ms]、周波数約40[kHz]のパルスと、回りこみ除去回路へのタイミングパルスである受信タイミング信号を出力する。又、超音波センサから受信信号を受けとると、割り込み信号を、割り込み信号のリセットを行うまでCPUへ出力し続ける。
      6. タッチセンサ、赤外線センサ、
      パワーオン信号処理モジュール
      : 赤外線センサボードから送られてくる断続的なパルス信号の引き伸ばしを行う。
      3bitの赤外線センサ信号、7bitのタッチセンサ信号、1bitのパワーオン信号を16bitのTIP信号としてCPUに出力する。
      7. ダミーモジュール : ISAバスの信号の内、ATLMIRS用の各モジュールで使用しない信号をハイインピーダンスにする。

    3. モジュール間インターフェース
      1. ISA バス
        ISA バスのインターフェースについては ISA バスの仕様書、およびマイコンビルダーの仕様書を参照のこと。

      2. アドレスデコーダ
        Table.7_c_2 アドレスデコーダのインターフェース
        信号名
        I/O
        機能
        B_SA[0..15]
        IN
        16bit アドレスバス
        IOCS16
        OUT
        16bit I/Oサイクルに 1 ウェイトで応答
        LCD_ADD[0,1]
        OUT
        LCD_Mセレクタ信号
        MPC_ADD[0,1]
        OUT
        MPC_Mセレクタ信号
        RE_ADD[0,1]
        OUT
        RE_Mセレクタ信号
        USS_ADD[0,1]
        OUT
        USS_Mセレクタ信号
        TIP_ADD0
        OUT
        TIP_Mセレクタ信号

      3. 液晶ディスプレイ制御モジュール
        Table.7_c_3 液晶ディスプレイ制御モジュールのインターフェース
        信号名
        I/O
        機能
        B_SD[0..15]
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        LCD_RS
        OUT
        レジスタ・セレクト
        LCD_R/W
        OUT
        リード・ライト
        LCD_E
        OUT
        イネーブル信号
        IOCHRDY
        OUT
        読み込み引き伸ばし
        LCD_DB[0..7]
        INOUT
        入出力データ

      4. モータパワー制御モジュール
        Table.7_c_4 モータパワー制御モジュールのインターフェース
        信号名
        I/O
        機能
        MPC_ADD0
        IN
        モジュールセレクタ信号
        MPC_ADD1
        IN
        モジュールセレクタ信号
        B_SD[0..15]
        IN
        16bit データバス
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        R_DIR
        OUT
        右方向信号。オープンコレクタ出力
        R_PWM
        OUT
        右PWM信号。オープンコレクタ出力
        L_DIR
        OUT
        左方向信号。オープンコレクタ出力
        L_PWM
        OUT
        左PWM信号。オープンコレクタ出力

      5. ロータリーエンコーダ制御モジュール
        Table.7_c_5 ロータリーエンコーダ制御モジュールのインターフェース
        信号名
        I/O
        機 能
        RE_ADD0
        IN
        モジュールセレクタ信号(Xカウンタ選択用)
        RE_ADD1
        IN
        モジュールセレクタ信号(Yカウンタ選択用)
        B_SD0
        INOUT
        データバス信号
        B_SD[1..15]
        OUT
        データバス信号
        IOR
        IN
        I/Oリード・ストローブ
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        X_A,X_B
        IN
        Xカウンタ用2相信号入力端子
        Y_A,Y_B
        IN
        Yカウンタ用2相信号入力端子

      6. 超音波センサ信号処理モジュール
        Table.7_c_6 超音波センサ信号処理モジュールのインターフェース
        信号名
        I/O
        機能
        B_SD0,B_SD1
        IN
        データバス信号
        RV[0..2]
        IN
        超音波受信信号
        IOW
        IN
        I/Oライト・ストローブ
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        IRQ5
        OUT
        割り込み要求。オープンコレクタ出力
        U[0..2]
        OUT
        超音波センサ選択信号
        OUT
        OUT
        1.2msガードパルス

      7. タッチセンサ、赤外線センサ、パワーオン信号処理モジュール
        Table.7_c_7 タッチセンサ、赤外線センサ、パワーオン信号処理モジュールのインターフェース
        <
        信号名
        I/O
        機能
        B_SD[0...15]
        OUT
        16bit データバス
        TIP_ADD0
        IN
        モジュールセレクタ信号
        RESET
        IN
        システム・リセット
        CLK
        IN
        システム・クロック 8MHz デューティ50%
        PO
        IN
        パワーオン信号
        TS[0..6]
        IN
        タッチセンサ信号
        IRS[0..2]
        IN
        赤外線センサ信号

      8. 入出力コネクタ
        入出力コネクタのインターフェースはFPGAボード - ドーターボード間物理インターフェースを参照。

    4. ソフトウェアビジビリティ
      1. 液晶ディスプレイ制御モジュール
        Table.7_d_1_1 液晶ディスプレイ制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0100H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        W
        表示画面をクリア後、アドレスカウンタにDD RAMの0番地をセットする。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        *
        W
        アドレスカウンタにDD RAMの0番地をセットする。
        シフトしていた表示も元に戻るが、この時DD RAMの内容は変化しない。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        0
        1
        I/D
        S
        W
        データ書き込みおよびデータ読み出し時にカーソルの進む方向、
        表示をシフトするかどうかの設定を行う。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        0
        1
        D
        C
        B
        W
        全表示のON/OFF(D)、カーソルのON/OFF(C)、
        カーソル位置の文字のブリンク(B)をセットする。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        0
        1
        S/C
        R/L
        *
        *
        W
        DD RAMの内容を変えずカーソルの移動、表示のシフト動作を行う。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        0
        1
        DL
        N
        F
        *
        *
        W
        インターフェース長(DL)、表示桁数(N)、文字フォント(F)を設定する。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        0
        1
        Acc
        W
        CG RAMのアドレスをセットする。この後送受するのはDD RAMのデータ。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        1
        Add
        W
        DD RAMのアドレスをセットする。この後送受するのはDD RAMのデータ。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        BF
        AC
        R
        内部動作中を示すビジーフラグ(BF)およびアドレスカウンタの内容を読み出す。
        0102H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        Write Data
        W
        DD RAMまたはCG RAMにデータを書き込む。
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        Read Data
        R
        DD RAMまたはCG RAMにデータを読み出す。

        * I/D ・・・ '1' : インクリメント '0' : デクリメント * S ・・・ '1' : 表示のシフトを行う '0' : 表示のシフトを行わない
        * S/C ・・・ '1' : 表示のシフト '0' : カーソルの移動 * R/L ・・・ '1' : 右シフト
        * DL ・・・ '1' : 8bit '0' : 4bit * N ・・・ '1' : 2行目 '0' : 1行目
        * F ・・・ '1' : 5 x 10ドット '0' : 5 x 7ドット * BF ・・・ '1' : 内部動作中 '0' : インストラクション受付可
        * DD RAM ・・・ 表示データRAM * CG RAM ・・・ キャラクタジェネレータRAM
        * Acc ・・・ CG RAMのアドレス * Add ・・・ DD RAMのアドレス、カーソル番地に対応する
        * AC ・・・ DD RAM、CG RAMの両方に用いるアドレスカウンタ
        * Writeデータ , Readデータ ・・・ 以下の文字コード表を参照

        Table.7_d_1_2 文字コード表

      2. モータパワー制御モジュール
        Table.7_d_2 モータパワー制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0110H
        * * * * * * * * L26 L25 L24 L23 L22 L21 L20 LD W
        方向データ、速度データから方向信号、PWM信号を生成する。
        * * * * * * * * L26 L25 L24 L23 L22 L21 L20 LD R バッファの内容を送る。(ラッチされているか確認するため)
        0112H
        * * * * * * * * R26 R25 R24 R23 R22 R21 R20 RD W 方向データ、速度データから方向信号、PWM信号を生成する。
        * * * * * * * * R26 R25 R24 R23 R22 R21 R20 RD R
        バッファの内容を送る。(ラッチされているか確認するため)

        * L2X ・・・ 左速度データ * R2X ・・・ 右速度データ
        * LD ・・・ '1' : 左タイヤ正転 '0' : 左タイヤ逆転 * RD ・・・ '1' : 右タイヤ正転 '0' : 右タイヤ逆転

      3. ロータリーエンコーダ制御モジュール
        Table.7_d_3 ロータリーエンコーダ制御モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0120H
        D115
        D114
        D113
        D112
        D111
        D110
        D19
        D18
        D17
        D16
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        R
        ロータリーエンコーダのカウント値を読みこむ
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        1
        W
        ロータリーエンコーダ1のカウントデータのリセット
        0122H
        D215
        D214
        D213
        D212
        D211
        D210
        D29
        D28
        D27
        D26
        D25
        D24
        D23
        D22
        D21
        D20
        R
        ロータリーエンコーダのカウント値を読みこむ
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        1
        W
        ロータリーエンコーダ2のカウントデータのリセット

        * D2x,D3x ・・・ ロータリーエンコーダカウント値データ
        * RY ・・・ '1' : Yカウンタのリセット * D2X ・・・ : ロータリーエンコーダカウント値

      4. 超音波センサ信号処理モジュール
        Table.7_d_4 超音波センサ信号処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        0130H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        21
        20
        W
        D1,D0で選択したセンサに40μsecの間送信信号を送信する。
        0132H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        M
        R
        W
        超音波センサモジュールの割り込み信号(IRQ3)のマスク、アンマスク、リセットを行う。

        * M ・・・ '1' : 割り込み信号のマスク '0' : 割り込み信号のアンマスク * R ・・・ '1' : 割り込み信号のリセット

      5. タッチセンサ、赤外線センサ、パワーオン信号処理モジュール
        Table.7_d_5 タッチセンサ、赤外線センサ、パワーオン信号処理モジュールのソフトウェアビジビリティ
        アドレス
        D15
        D14
        D13
        D12
        D11
        D10
        D9
        D8
        D7
        D6
        D5
        D4
        D3
        D2
        D1
        D0
        R/W
        機能説明
        140H
        PO
        TS6
        TS5
        TS4
        TS3
        TS2
        TS1
        TS0
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        '0'
        IRS2
        IRS1
        IRS0
        R
        POはパワーオン信号、TS*はタッチセンサ、
        IRS*は赤外線センサの状態をそれぞれ示す。
        0142H
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        *
        M
        R
        W
        TIP_Mの割り込み信号(IRQ6)のマスク、アンマスク、リセットを行う。

        * PO , TS* , IRS* ・・・ '1' : ON '0' : OFF * M ・・・ '1' : 割り込み信号のマスク '0' : 割り込み信号のアンマスク
        * R ・・・ '1' : 割り込み信号のリセット



  3. ドータボード
    1. 外形

      Figure.8_d ドーターボードの外形図 (コネクタに付いている丸印はコネクタの1pinを示す)db.gif



    2. 詳細ブロック図
            

      Figure.8_b ドーターボードのブロック図 (db_b.gif)        Figure.8_c ドーターボードの電源系統図 (db_p.jpg)
      * コネクタ - ブロック間の各信号は物理インターフェース参照。

      1. LCDコントラストアドジャスト回路 : ボリウムを用いてLCDボードの液晶ディスプレイのコントラストアドジャストを行う。また、その他の信号を素通りさせることでFPGAボードのジャンパとしての機能を持つ。
      2. パワーオン信号処理回路 : PDボードから送られてくる駆動系電源ON信号を用いてフォトカプラを動作させ、その出力信号をパワーオン信号としてFPGAボードに出力する。
      3. 超音波センサ選択回路 : マルチプレクサの制御信号に超音波センサ選択信号を入れることにより、ATLMIRSの4つの超音波センサとFPGAボードの超音波センサ信号処理モジュールの接続制御を行う。
      4. タッチセンサ入力チャタリング除去回路 : タッチセンサ(マイクロスイッチ)から入力されるスイッチ入力のチャタリング除去を行いタッチセンサ信号としてFPGAボードに出力する。
      5. ロータリーエンコーダ・カウント回路 : 左右のモータに取り付けられた2個のロータリーエンコーダから送られるエンコード信号のカウントを行う。
      6. モータパワーコントロール信号処理回路 : FPGAボードからオープンコレクタ出力として送られてくるMPC信号に抵抗を介すことで、MPCボードのフォトカプラを動作させる。



    3. 主用部品

      番号品名ドキュメント番号/商品名E/C数量単位
      002MIRSATLMドーターボード取扱説明書MIRSATLM-ELEC-1202C1
      003MIRSATLMドーターボード回路図MIRSATLM-ELEC-1203C1
      004MIRSATLMドーターボードPCB製造仕様書MIRSATLM-ELEC-1204C1
      005MIRSATLMドーターボード試験仕様書MIRSATLM-ELEC-1205C1
      IC112ビット・バイナリ・アップ・ダウン・カウンタμPD4701E1
      IC2マルチプレクサ4052E1
      IC3,IC4RS-フリップフロップ74LS279E2
      IC5フォトカプラPC817E1
      R1 〜 R5抵抗330ΩE5
      R6,R7,R8ラダー抵抗1KΩ×8E3
      BR1可変抵抗100KΩE1
      C1 〜 C4積層セラミックコンデンサ104E4
      DB_JP1A,B,Cジャンパコネクタ20pin×1E3
      DB_JP2A,Bジャンパコネクタ14pin×1E2
      DB_PD3pinコネクタMOLEX5046-03AE1
      DB_IRS1 〜 DB_IRS33pinコネクタMOLEX5046-03AE3
      DB_TS1 〜 DB_TS73pinコネクタMOLEX5046-03AE7
      DB_REX,DB_REY4pinコネクタMOLEX5046-04AE2
      DB_MPC5pinコネクタMOLEX5046-05AE1
      DB_USS1 〜 DB_USS35pinコネクタMOLEX5046-05AE3
      
      
      
      
      
      

    4. 製造仕様書ツリー ドータボード基板製造仕様書ツリー
      • ドータボード基板製造仕様書
        • ドータボード基板組み立て図
          • ドータボード PWD(基板)
            1. 両面銅箔基板(100x100)(購入品)
            2. CAMデータ
          • IC、抵抗などの部品
          • 改造仕様書
            1. Power Distributor外形改造図
            2. Power Distributor基板パターン切断図
            3. Power Distributor基板布線表
        • ドータボード基板取扱説明書
          • ドータボード回路図
          • ドータボード基板外形図
        • ドータボード基板試験仕様書
          • ドータボード回路図
          • ドータボード基板外形図
          • ドータボード基板パターン図

7.消費電力

      CPUボード  3500(mA)
      
      FD  65(mA)
      
      ロータリーエンコーダ  6.5(mA)
      
      モータ 最大連続電流1500(mA)
      
              起動電流13400(mA)
      
              無負荷電流53.9(mA)
      
      他の基板は不明
      
      
      
      回路系平均消費電力:3625.4(mA)
      
      回路系最大消費電力:5071.5(mA)
      
      



関連文書