沼津高専 電子制御工学科
MIRS0003 メカニクス システム試験報告書
MIRS0003-ASBY-2002
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2001.10.31 関野 関野
初版

1. 目的

    製造したMIRS0003のハードウェア(メカニクス担当箇所)が正常に動作し、MIRS2000競技規定(MIRS00SF-CURR-0003)に準ずるかどうか調べる。

2.試験手順

    試験手順は、MIRS0003 メカニクス システム試験仕様書 (MIRS0003-ASBY-2001)を参照。

3. 試験結果および対策

    試験日:2001年10月31日
《規定試験》
  1. 寸法測定
     測定した寸法を下表に示す。寸法は競技規定内に収まっていることがわかる。

      縦×横×高さ [mm]
      測定値(タッチセンサ開放時) 318×315×305
      設計値(タッチセンサ開放時) 320×320×292.5
      MIRS2000競技規定 320×320×(規定なし)

  2. 重量測定
     CPUボード等のエレクトロニクス部品が未搭載のため、未測定。
     ボード類を実装次第、測定する。

《機能試験》
  1. バンパー機構部の動作チェック
    検査結果(問題点) バンパーが衝撃によってねじれて、隣り合うバンパーが接触することがある。これによって機構が止まってしまう。
    原因 バンパーとアームは1本の皿ネジによって結合されているために、ネジの力以上の力がかかるときにバンパーが水平で無くなる。
    対策 1本のネジだけではなく,2つ以上の軸を用いることによってパンパーの回転を防ぐ。(設計中)

  2. タイヤの横滑り
    検査結果 横滑りすることなく,タイヤとボールキャスタの4つの接地点を持っている。
    検討 最終的にはISAラックの中身などを搭載してから,もう一度検査を行い,異常が認められた場合は,ボールキャスタのスペーサの寸法を変えることによって,接地状態を調節する。

  3. 車輪の傾き
    検査結果 垂直に接地できていた。

 以上の試験および対策によって、ハードウェアが正常に動作することが確認された。
 電子部品を実装後、不具合が見つかり次第改善していく。

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