回路設計


 タッチセンサ信号処理回路、そしてVIPC310とのインタフェースのための制御回路から成る。


3.2.2 タッチセンサ信号処理回路

 タッチセンサ信号処理回路は、タッチセンサの信号からスイッチ割り込みの割込み要求を行う。回路は、タッチセンサのチャタリング防止回路と割込み信号発生回路、タッチセンサステータス出力回路、割込みVECTOR発生回路から成る。
 タッチセンサの信号処理にも、μPD4701Aを利用する。タッチセンサはSR−FFを用いてチャタリングを除去し、その信号をμPD4701Aに取り込む。そして、μPD4701Aの持つスイッチフラグ信号を利用して割込み信号発生回路で割込み信号を発生させる。タッチセンサの状態は、μPD4701Aのカウント値とまとめて出力される為、別に、タッチセンサステータス出力回路を設計する必要はない。図3に、μPD4701Aのデータ出力形式を示す。
図3 μPD4701Aデータ出力形式
   出力は3ステートである
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 割込みVECTOR発生回路は、割込みサイクル時にVIPC310−IP間のデータバス(Internal Data Bus)に8ビットの割込みVECTORを載せる回路である。IPからデータバスには通常μPD4701Aの出力データが載せられる為、バス上にμPD4701Aの出力データと割込みVECTORが同時に載るようなことの無いよう、3ステートのバッファを用いて割込みVECTORの出力を制御する。割込みVECTORの設定は、8ビットディップスイッチによって行う。IPをVIPC310に搭載するとき、両者は互いにボードの部品面を向かい合わせる事になる。IPをVIPC310に搭載したまま割込みVECTORの設定を行えるよう、ディップスイッチは横向きのものを使用した。


下に回路図を示す。

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特殊部品
50ピンコネクタ    173279-3   2個
エンコーダ用カウンタ  μPD4701AC  1個


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