インタフェース仕様と制御回路


 制御回路は、CPUからの命令の解読とVIPC310とのI/Oのタイミングの制御の役目を持つ。
 ここで、VIPC310とIPとのインタフェース仕様のうちで特にロータリエンコーダ・ボードの設計に重要なものを記す。

i)物理インタフェース
 IPの寸法と、コネクタピン番号を図4に示す。50ピンコネクタはAMP社の173279−3である。
図4 IndustryPackのサイズとコネクタピン番号
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ii)ソフトウェアインタフェース
 IPが可能なデータ入出力のサイクルには、表1に示した8種類がある。それぞれのサイクルは4つのセレクト信号(IOSel*,MemSel*,IntSel*,IDSel*)とR/W*、DMAck*により決定される。
表1 Cycle Types
Cycle Type R/W* IOSel* MemSel* IntSel* IDSel* MDAck*
Input H L H H H H
Output L L H H H H
Memory Read H H L H H H
Memory Write L H L H H H
Interrupt Ack H H H L H H
ID Read H H H H L H
IO-DMA H/L L H H H L
Memory-DMA H/L H L H H L
 すべてのサイクルで4つのセレクトサイクルのうちの1つだけactiveになる。1つのサイクルは、セレクト信号がactiveになってからIPがAck*を返すまでである。
 図5に、最短の場合のInput、Outputサイクルのタイミングチャートを示す。
 また、図6にタイミングの規定を示す。なお、図6中のIP Carrierは本研究ではVIPC310の事を指す。

図5 Fastest I/O Cycle
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図6 IP Detailed Timing Diagram
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 制御回路は、以上のような仕様を満たすように設計しなければならない。
 制御回路では、セレクト信号、アドレス、データなどをデコードしてCPUからの命令を解読し、CLKと同期を取り、ロータリエンコーダ信号処理回路やタッチセンサ信号処理回路に必要な信号を送ったり、命令に応じたデータをCPU側に返したりする。IPの大きさを考慮して、回路をPLDで作製することにした。



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