システム提案書


提案するのは、「スピード重視追跡型MIRS」です。
以下にその概要を示します。

1.外観&センサの配置

 本体は、真上から見ると前方は丸みを帯びています。
前面にバンパーを付け、相手機との衝突から自機を守るようにします。
外観のイメージはfig.1とfig.2に示します。

fig.1 MIRSの正面図
fig.2 MIRSの左側面図
 次に、各センサの配置について述べます。
使用するセンサは、超音波センサ3対と赤外線センサが8つ、
またタッチセンサを3つ使用します。
本体への配置はfig.3に示します。

fig.3 各センサの配置図

2. 動作

2.1 基本動作

まず、競技場には、自分の背面を壁に向かせて置きます。

スタート時には、相手は自分の正面にいるので前方にある一定距離だけ進みます。
そして、相手がスタートした場所の周辺から赤外線センサで探索を開始します。
それからは、効率が良いように競技場内を旋回して移動します。

2.2 相手機の探索

 これらの探索には、赤外線センサを用います。
赤外線センサを用いる事で、相手が目の前にいるのを見逃さないようにします。
超音波センサより何かを探知した場合、ある時間(0.5〜1秒ほど)おいて、再びそこへ超音波を送り探索します。
しかし、このときにこれが壁で相手が自分の後方にいる場合を考慮して待ち時間の間に後方への探索を行ないます。
そして再び何かを探知した場合、それは壁なので方向を変え、基本動作に戻ります。

2.3 相手機への攻撃

 相手機の追跡には、赤外線センサを用います。
赤外線センサは相手後方の追跡に用います。

 まず、赤外線センサで相手の後方かどうかを調べます。
そして相手機の後方であると認識したら、追跡し、相手機の後方をめがけて前進し、
タッチセンサに何かが触れたら一時停止をし、再び追跡します。

相手機の勝敗判定装置を押して、競技を終了します。


システム提案書1997.11.13 作成
D3 11番 草薙 明寛

kusanagi@eces.numazu-ct.ac.jp