システム試験

ハードウェアを組み立てた後、競技場等を用いて以下の試験を行う。

  1. 情報収集試験
    • 超音波回転探索機能試験    サーボを用いて前の左右2つの超音波センサを横に回転させ、MIRSを壁に平行に移動させる。    次に、前の左右2つの超音波センサを進行方向に向け、前進するかを試験する。
    • 超音波切り替え探索機能試験    後方の左右2つの超音波センサを切り替えて、壁に対して平行に移動できるかを試験する。
    • 赤外線探索機能試験    相手MIRSの赤外線を認識し、その方向に移動するかを試験する。
    • ロータリエンコーダ位置確認機能試験    競技場内を移動した後、RS−232CケーブルでPCに接続し、得られたデータを転送し、MIRSプレーヤを    用いて、行動したとうりのデータが得られたかを試験する。
  2. 情報処理試験
         この試験において、競技場内の任意の位置に相手MIRSを配置(固定)し、以下の試験を行う。
    • 超音波追い込み機能試験    超音波センサによって相手MIRSのおよその位置が確認させ、相手MIRSが自分より前に常にいるようにする。    相手MIRSとの距離を狭めていき相手MIRSを追い込んでいくことができるかを試験する。
    • 赤外線追跡機能試験    赤外線センサのみ用いて相手MIRSの赤外線を追跡するかを試験する。
    • 回避機能試験    前のタッチセンサをそれぞれ反応させ、進行方向に進まないようにし、回避することができる。    また、左右2組のタッチセンサが反応させたときは相手MIRSと判断し、すぐには回避行動を行わないで、     しばらくしてから回避するかを試験する。
  3. 超音波位置補正機能試験    MIRSを壁に対し平行、または垂直に向け超音波センサを用いて距離を測定し、現在の位置を認識するかを試験する。
  4. 駆動機能試験    MIRSに電源を投入後、前進、後退、右旋回、左旋回、後右旋回、後左旋回、停止するかを目視によって試験する。    この試験は100%の精度を保つことで合格とする。
  5. 試合判定機能試験    勝敗判定装置を押したら、全電源を落とすことを試験する。この試験は100%の精度を保つことで合格とする。
  6. 行動決定機能試験    この試験において、競技場内の任意の位置に相手MIRSを配置(固定)し、以下の試験を行う。    また、5回ずつ目視によって試験をし、100%の精度を保つことで合格とする。
    • 開始機能試験    電源を投入後、相手MIRSの方向に向かって追い込みをするかを試験する。
    • 追跡機能試験    相手MIRSの後方にある赤外線を感知し、追尾行動をするかを試験する。
    • 回避機能試験    タッチセンサが押されたときに、回避行動(システム動作モード参照)を行うかを試験する。
    • 探索機能試験    見失った相手MIRSを超音波センサを用いて、探索を行うかを試験する。
全ての試験に合格するまでMIRSを改善し再度試験を行う。

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