【記号の説明】


VDSS:ドレイン・ソース間電圧
ゲートが短絡されている状態において、ドレイン・ソース間に印加できる最大電圧。
VGSS:ゲート・ソース間電圧
ドレインが短絡されている状態において、ドレイン・ソース間に印加できる最大電圧。
VGS(OFF):ゲート・ソース間遮断電圧
VGSを0から負の方向に大きくしていくとIDは徐々に小さくなっていくが、ID=0になるときのVGSを言う。
PD/PCH:ドレイン損失定格/チャネル損失定格
トランジスタのコレクタ損失に相当し、25度における最大電力損失を表している。特にPDとPCHを区別する必要はない。
IGSS:ゲート遮断電圧
ドレインとソースを短絡し、ゲート・ソース間に逆電圧を印加したときに流れるリーク電流。
IDSS:ゼロバイアス・ドレイン電流
ゲート・ソース間を短絡したときのドレイン電流。
gm:相互コンダクタンス
ゲート・ソース間電圧(入力電圧)VGSの変化に対するドレイン電流(出力電流)IDの変化のことを指し、
gm=ΔID/ΔVGS
で定義される。
Cis:ソース接地入力容量
この入力容量の測定条件はまちまちで、特に接合型の場合、入力容量はPN接合の逆バイアス容量になるから、バイアス条件によって値は大きくもなり、小さくもなる。一般的にはゼロ・バイアス、すなわちCissが最大になる点で測定することが多い。
Crs:ソース接地帰還容量
帰還容量Crssは、ゲート・ドレイン間容量に相当する。
NF:雑音指数
この指数は、信号源抵抗から発生する雑音と、FETから発生する雑音の比である。
RG:信号源抵抗
RDS(ON):ドレイン・ソース間オン抵抗
FETをスイッチング動作させるときに重要になってくるパラメータで、FETがONしているときのドレイン・ソース間抵抗を言う。
LF:低周波、オーディオ帯用
A:増幅用
typ:標準

補足


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