V94−SPEC−012
ロータリエンコーダボード(第2版)
作成手順書
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改訂記録
項 番 | 版 数 | 年月日 | 作 成 者 | 改 訂 内 容 |
1 | 初 版 | 95.3.8 | 海野 |
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1.目的
本ドキュメントは,ロータリエンコーダボード第2版(V94−PART−003,V94−PART−004,V94−CARD−*02)の作成法を明確にすることを目的とする。
2.適用範囲
本ドキュメントは,ロータリエンコーダボード第2版(V94−PART−003,V94−PART−004,V94−CARD−*02)に対して適用する。
3.作成方法
以下の手順でロータリエンコーダボードを作成する。
- i)基板を焼く
- 両面基板にパターンを焼き付け、エッチングする。パターンは、V94-CARD-402(パターンCADファイル)を用いる。パターンは、両面基板の半田面と部品面で別々のファイル(半田面:RTENC2H.DBH,部品面:RTENC2B.DBH)になっているので注意してください。エッチングが終わったら基板を正確な大きさに切る。特に基板の横幅は、いっぱいまでパターンが引かれているのでIC1及びディップスイッチのランドが削れるぐらいまで基板を削る事(図1の概観図で基板寸法を参照してください)。
図1 ロータリエンコーダボード概観図
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- ii)基板に穴を開ける
- ドリルは0.8mmを用いる。但し基板の四隅にある大き目のランドはIndustryPackをI/Oボードに固定する時のねじ穴であるので2.5mmのドリルで穴を開ける。
注意
穴の位置は、必ずランドの中心にあるわけではありません。プリント基板に焼き付けたパターンで解りにくい場合は、V94-CARD-402(パターンCADファイル)を参照してください。場合によってはランドの内径がつぶれて穴の位置がうまく定まらない事があるので、必要に応じてポンチ等を活用してください。
2つの50ピンコネクタは、ドリルの穴がきれいに整列していないと基板に差し込む時に特に苦労するので注意してください。
- iii)半田付け
- 部品を基板に乗せる前に、必ず基板の表と裏(部品面と半田面)を結ぶ作業をします。基板を部品面から見た時(パターンCADファイルでの、LAYER1)に、ランドが部品の足以外の所にあるものは、全て裏側の半田面と結びます。抵抗などの足の切った残りや被服をはいだ導線などを差し込み、両面を半田付けしてください。この作業は、全部で25ヶ所あります。結びおわったら、しっかりとつながっているかどうか、導通チェックをしてください。
基板を部品面から見た時(パターンCADファイルでの、LAYER1)にランドが部品の足の所にあるもの(IC1、IC2、IC3、R4、R5、RA8、C2、C3、C4の9パーツ、28ヶ所)は、取り付けた部品の足の部品面側も半田付けします。
部品の取り付けには、順番があります。必ず順番を守って取り付けてください(順番を間違えると、半田付けが困難になります)。
@R1〜R6,C1,IC1,C2,IC2の取り付け
AC3,IC3,RA8,C4の取り付け
Bその他の部品の取り付け
@、Aでは部品面の半田付けもあるので注意すること。IC4とIC5はPLDなので、ICソケットを取り付けてください。
- iv)PLDを焼く
- PLDの書き込みデータは、1つのICにつき1つのディレクトリを用意してあります。必要なディレクトリは、部品表から検索してください。ディレクトリには、テキスト形式で論理式を記したソースファイル(拡張子:PDS)と、ソースファイルから作成したドキュメントファイル(拡張子:DOC)、PLDライタ用にコンパイルしたファイル(拡張子:JED)の3つのファイルがあります。これらをフロッピーディスクに読み出しPLDライタに読み込ませてPLDの焼き付けを行ってください。
PLDを焼いたら基板に載せて完成です。
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