自律知能ロボット用制御システムの開発
(その2 電源制御ボード)



1995年 3月

指導教官   長澤 正氏

       川上 誠

       澤  洋一郎

報告者   宇佐美 清章

沼津工業高等専門学校

電子制御工学科  卒業研究報告書


卒業研究報告書要旨

報告書番号     NCT-電子制御-9404-2     
    題目        自律知能ロボット制御システムの開発 
          (その2  電源制御ボード)

 MIRSのMPUボードとして、新たに、VSBC−1を用いることとなった。このことによって、今までより多くの電流が必要となる。またVSBC−1には、通信機能としてRS−232Cを備えている。そのため、±12Vの電源が新たに必要である。そのため、これらの要求に対応した新たな電源制御ボードが必要となった。また、これまでは自分の存在を示すために、勝敗判定装置に豆電球を使用してきたが、実際に競技をすると、太陽や蛍光燈の光による誤動作が多かった。そのような弱点を克服するため、豆電球の光にかわり赤外線を用いることとなった。それに合わせて、勝敗判定装置も新たに開発することとなった。  本研究では、これらの状況に対応した電源制御ボード及び勝敗判定装置を開発する。


討論 ◎西垣先生
 質問:赤外線を使用する事による大きな問題が(反射の他には)ないのか。
 返答:反射による問題以外には今の所は考えられない。あとは実際に使用してみないと分からない。

◎舟田先生
 質問:周波数特性の詳しい分布はどうなっているか。30.5kHz〜48kHz以外でどのようになっているか。
 返答:30.5kHzから48kHzを越えると出力が不安定で、HighとLowが入り乱れた状態の出力となる。
更にそれを越えると受光できなくなる。


目 次

1 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
   1−1 目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
   1−2 旧型MIRSの問題点・・・・・・・・・・・・・・・・1
   1−3 新型MIRSに要求される性能・・・・・・・・・・・・1

2 MIRSの機能のついて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
   2−1 V−projectMIRSの主な仕様・・・・・・・・2
   2−2 MPUボードおよびI/Oボードの仕様・・・・・・・・2
      2−2−1 VSBC−1 の機能・・・・・・・・・・・・2
      2−2−2 VIPC310 の機能・・・・・・・・・・・3
      2−2−3 IP-digital 48 の機能 ・・・・・・・・・・・4
   2−3 システム構成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

3 ボード設計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
   3−1 Power Distributorボードの設計・・・・・・・・・・・・6
      3−1−1 電源系統図・・・・・・・・・・・・・・・・6
      3−1−2 Power Distributorボード機能概要・・・・・・7
      3−1−3 構成図・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
      3−1−4 回路設計・・・・・・・・・・・・・・・・・7
      3−1−5 外部とのインターフェイス・・・・・・・・・9
      3−1−6 回路実装・・・・・・・・・・・・・・・・・9
   3−2 勝敗判定装置の設計・・・・・・・・・・・・・・・・10
      3−2−1 勝敗判定装置機能概要・・・・・・・・・・10
      3−2−2 構成図・・・・・・・・・・・・・・・・・10
      3−2−3 回路設計・・・・・・・・・・・・・・・・11
      3−2−4 外部とのインターフェイス・・・・・・・・11
      3−2−5 回路実装・・・・・・・・・・・・・・・・12

4 ボード作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

5 ボード評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
   5−1 Power Distributorボードの評価・・・・・・・・・・・14
   5−2 勝敗判定装置の評価・・・・・・・・・・・・・・・・17
      5−2−1 周波数特性・・・・・・・・・・・・・・・17
      5−2−2 発光強度、Duty比と距離の関係・・・・18
      5−2−3 反射特性・・・・・・・・・・・・・・・・18
      5−2−4 総合評価・・・・・・・・・・・・・・・・19

6 おわりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

   謝辞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

   参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

付録


1 はじめに

   我が電子制御工学科では、1988年度以来メカニクス、エレクトロニクス、ソフトウェアなどの一連のシステム開発技術習得を目的としたMIRS開発が行われている。それに先駆け、卒業研究でも毎年取り上げられ、様々な研究が行われてきた。そして、MIRS開発も6年が過ぎ、授業の中で実際の競技会が行われるレベルにまで向上した。
 しかし、これまでMIRSに用いられてきたMPUボードには、いくつかの問題がある。そこで、今年度の3年生からMIRSのMPUボードを変更する事となった。そして、MPUボードとして、VME−Busを装備したVSBC−1、I/OボードとしてVIPC310、そのサブボードとしてIP-digital 48 が購入された。
 そこで、授業に先駆け、新しいMPUボードおよびI/OボードのMIRSへの導入を検討した。その開発のために本研究をはじめ次世代MIRS開発チーム(V−project)が組まれ新たなMPUボードに合わせた各種ボードの設計、製作を行なった。


1−1 目的

 本研究では、各種ボードのうち、電源となるPower Distributorボードと、勝敗判定装置の開発を行う。そこで、以下を本研究の目的とする。
  1. Power Distributorボード、勝敗判定装置を完成させこれらを標準化する。
  2. 赤外線発光ダイオード(以下、赤外線LED)の特性について調査し、実際の競技に使用できるようにする。


1−2 旧型MIRSの問題点

 旧型MIRSのMPUボードおよびI/Oボードには、いくつかの問題があった。ここでは、その問題を以下に挙げる。 これらの問題を新たなMPUボードおよびI/Oボードで解決する必要がある。


1−3 新型MIRSに要求される性能

 旧型MIRSの問題点を踏まえ、新型MIRSのMPUボードおよびI/Oボードには以下のような性能が求められている。  これらの条件に従い、MPUボードとしてVSBC−1(CPUクロック 12.5MHz)、ラックにはVME−Busを装備したVMEラックを用い、I/OボードにVIPC310、サブボードに68230を2つ搭載したIP-digital 48 を用いる事となった。



2 機能割当

2−1 V−projectMIRSの主な仕様

 V−projectでは、これまでのMIRS開発の成果をふまえてMIRSの仕様を次のように決定した。


2−2 VSBC−1 の機能

  VSBC−1の主な機能を挙げる。

消費電力
 一般回路:入力電圧 5V±5%
      最大消費電流 750mA
 RS−232C:入力電圧 ±12V
         最大消費電流 100mA

時計機能(RTC):
  DP8573を搭載,12/24時間時計,
  曜日カウンタ,アラーム,タイマ割り込み

割り込み:
 7つのレベルの割り込みが可能 (信号IRQ1〜IQ7を利用)、割り込みマスクレジスタの設定が可能

ハードウェア監視機能: 
 MAX691による。400ms(変更可)ごとに合図がないと、異常が起きたとみなして、システムをリセットする。

タイムアウト機能:
 異常が発生して、データ転送が7μs停止した場合、信号を発生する。

ボード上のコネクタ:
 50ピンSCSIコネクタ、40ピンPI/Tコネクタ

シリアルI/O
 2つのポートが使用可(68562 DUSCC提供)
  オプション:それぞれのシリアルポートに1つずつ必要
  RS−232C 50〜76800ボー
  光ファイバによる接続は最長1km
  (光ファイバコネクタを含む)

パラレルI/O
 MC68230PI/T   8ビット × 2ポート
  ハンドシェークピン ×4
  ハードウェア割り込み、タイマ割り込みが可能
  光セントロニクスアダプタが使用可能

VMEbus 関係
 インターフェイス:A24D16/8,MASTER
 コネクタ:DIN41612 C 型、
      96ピン、P1コネクタ


2−2−2 VIPC−310 の機能

VIPC310の主な機能を挙げる。


2−2−3 IP-digital 48 の機能

 IP-digital 48の主な機能を挙げる。


2−3 システム構成

 MPUボードおよびI/Oボードの機能に合わせてMIRSの機能を分配する。なお、システム構成図を図2−1に示す。

図2−1 システム構成図
13KB

本研究では、目的で述べたように電源制御ボードであるPower Distributorボードと勝敗判定装置を開発する。



3 ボード設計

 ここでは各ボードの設計について述べる。

3−1 Power Distribuorボードの設計

 MIRSのMPUボードを新しくする事によって今までより多くの電流が必要となった。また、今度のMPUボードでは通信機能としてRS−232Cを備えている。このため従来用いてきた電源制御ボードをそのまま使う事が困難となった。そのためこれらの要求に対応した、新たな電源制御ボードを開発する。


3−1−1 電源系統図

 電源系統図を図3−1に示す。この図にしたがって各ボードに電源を送る。ここで、このボードの最大出力電流について考える。まずMPUボードのVSBC−1では750mA、I/OボードのVIPC310は460mA、IP-digital 48 は220mA消費する。その他の回路によって、1A程流れるものと思われる。これらを合計すると2.43Aである。よって放熱等のため少し余裕を見て、最大電流が3Aで設計する。

図3−1 電源系統図
9KB

3−1−2 Power Distribuorボード機能概要

電源制御ボードは、主に3つの機能を持つ。
  1. 各ボードの電源として+5Vの電圧を出力する回路
  2. RS−232Cのための±12Vの電圧を出力する電源回路
  3. MIRSの実際の競技中のみモータと勝敗判定装置を動作させる回路


3−1−3 構成図

 図3−2に構成図を示す。図3−2中の1から3の機能について説明する。
  1. 定電圧電源回路
    +5Vの電圧を3Aまで安定して出力できる電源回路を構成する。
  2. RS−232C用電源回路
    RS−232Cのための、±12V、100mAの電源回路を構成する。
  3. ON−OFF制御回路
    駆動用の電源を、スタートスイッチでON、勝敗判定装置が押されたことでOFFになるようにする。

図3−2 電源制御ボード構成図
4KB


3−1−4 回路設計

(1) 機能設計

各機能について詳しく述べる。

@定電圧電源
 この部分では、MIRS上の全ての回路に電力を供給するための回路である。電源としては、ラジコン用の7.2Vのニッカド充電用電池を用いる。これはフル充電では8Vほどまであるが、そのうち電圧は落ちてくる。通常の定電圧レギュレータICを用いると、5Vを発生させる為には7V近く必要となり、これでは電圧が落ちてきた時に安定した電力を供給することができなくなってしまう。そのため今回は、抵損失のレギュレータ(最低入力電圧6.0V)を用いる。また、今回は3Aというかなり大きな電流が必要となり、ここではそれだけの電流を流しだす事が出来るようにする。

ADC−DCコンバータ
 この部分は、RS−232Cを使用するための電源となる。必要な電圧および電流は、±12V、100mAである。

BON−OFF制御部
 この部分では、スタートスイッチが押されたら、勝敗判定装置及びモータに電力を供給し、勝敗判定装置が押されたら、それらをOFFにするための回路である。また。MPUボードにそのON,OFFの信号を送信する機能も兼ねている。ここは、リレーによる1ビットのデータ保持機能を持つ回路となっている。


(2) 部品選択

次に特殊な部品について述べる。

@STR9005(サンケン)
 この部品は、抵損失リニアレギュレータICと呼ばれている部品である。最低6.0Vの入力電圧を5Vの出力電圧にする。また最大出力電流も4Aであり、今回の規格に適当である為、使用する。以下に内部の等価回路図3−3に示す。この中で、ドライブ用トランジスタTr1及び可変シャントレギュレータにより最低入力電圧6.0Vを実現している。

図3−3 STR9005等価回路図
4KB

ASQ−12D−250(アジア電子)
 この部品は、DC−DCコンバータと呼ばれる部品である。入力電圧は4.5V〜9Vなので、バッテリーをそのまま入力しても安全である。出力も±12V、±250mAで今回の規格には充分である。

B53259-0*20(MOLEX)
 今回電源基板は3Aという大電流を流さなければならないしかし、これまで使用してきた電源用のコネクタは大きく、今回開発しようとするボードに載せる事は困難である。そこで、今回はこのMOLEXを用いる事となった。これは、2ピンのものでこれまでより10%、4ピンのもので40%小さくなる。また、このMOLEXは5Aまで流す事ができ、今回開発する基板に適当である。

C放熱板
 この部品は、STR9005の仕様書から計算して寸法を決定した。
 今回の使用条件は、以下のような場合を考えた。

  1. 最大入力電圧:8V
  2. 出力電圧:5V
  3. 出力最大電流:3A
  4. 周囲温度:25℃
 これらの条件から、損失電力の最大値は、
   3[V]*3[A]=9[W] である。放熱板の面積と、損失電力の関係は、図3−4のとおりである。よって、必要な放熱板の面積は、5625[cm2]となる。

図3−4 Ta-Pd特性
5KB

 今回は部品の関係でPower Distributorボードを2種類作った。2種類の基板はサイズやピンアサイン等の性能は等しい。しかし、基板の形や放熱板に違いがある。来年から使用する時は、自分たちの使いたいほうを使って欲しい。以下に2種類の基板の違いを述べる。
なお、2種類の基板の名前はそれぞれPower Distributor/1、Power Distributor/2である。

@Power Distributor/1

APower Distributor/2


3−1−5 外部とのインターフェイス

 本ボードのコネクタのピンアサインについて述べる。

コネクタ1,3
No. 信号名 方向      内容
1 Vin +7.2Vの電源(バッテリー)を入力する。
2 GND --

コネクタ2
No. 信号名 方向      内容
1 Vout +7.2Vの電圧を持つ電力を供給する。(モータ用)
2 GND --

コネクタ4
No. 信号名 方向      内容
1 V+ +12Vを出力 MPU,センサ系のボードの電源となる。
2 GND -- GND
3 Vcc +5Vを出力
4 V- -12Vを出力

コネクタ5
No. 信号名 方向      内容
1 SWA 勝敗判定装置からのデータを得る。
2 SWB
3 Vsig スタートから勝敗判定SWを押されるまで+5Vを出力
4 GND --

コネクタ6
No. 信号名 方向      内容
1 OPEN -- 信号なし
2 Vsig スタートから勝敗判定SWを押されるまで+5Vを出力
3 GND --
 ←はボードへの入力、→はボードからの出力、--は方向が無いことをあらわす。


3−1−6 回路実装

基板配置図を図3−5、図3−6に示す。

図3−5 基板配置図(Power Distributor/1)
4KB

図3−6 基板配置図(Power Distributor/2)
4KB

コネクタの品名

CN1:MOLEX(53259-0220):9.1 × 14.2 (mm)
CN2:MOLEX(53259-0220):9.1 × 14.2 (mm)
CN3:MOLEX(53259-0220):9.1 × 14.2 (mm)
CN4:MOLEX(53259-0420):16.1× 14.2 (mm)
CN5:MOLEX(5046-04A) :9.5 × 13.3 (mm)
CN6:MOLEX(5046-03A) :7.0 × 13.3 (mm)

 このボードはVMEラックに直接搭載する事を考えて作られている。次に、VMEラックへの搭載方法について示す。

 固定用のアルミ板を基板のねじ穴に取り付ける。VMEラックの裏のねじ穴に図3−7のように固定用のアルミ板を固定する事で基板を固定する。

図3−7 取付実装図
6KB


3−2 勝敗判定装置の設計

 これまでのMIRSでは自分の存在を示すために、勝敗判定装置に豆電球を使用してきた。しかし実際に競技をする際、太陽や蛍光燈の光による誤動作が多かった。そのような弱点を克服するため、豆電球の光にかわり赤外線を用いることとなった。それに合わせて、勝敗判定装置も新たに開発する。


3−2−1 勝敗判定装置機能概要

勝敗判定装置は、次の2つの機能を持つ。
  1. 相手MIRSに押されたことを感知する機能。
  2. 自分の存在を示すための赤外線LEDを発光させる機能。
但し赤外線LEDだけでは、人間が見てわからないので、通常のLEDも取り付ける。


3−2−2 構成図

 構成図を図3−8に示す。図3−8中の1から3の機能について説明する。

  1. 勝敗判定用スイッチ
    ここを押された時、そのことを電源制御ボードに伝える。
  2. LED発光回路
    通常のLEDを発光させる。    
  3. 赤外線LED発光回路
    赤外線LEDを、パルスによって発光させる。

図3−8 勝敗判定装置構成図
2KB


3−2−3 回路設計

(1) 機能設計

各機能について詳しく述べる。

@勝敗判定用スイッチ
   この部分は、相手MIRSに押された事を感知するための装置である。回路としては、ノーマルコネクトのスイッチを用いて、押された事によってこのスイッチが切られた時にPower Distributorボードに押された事が伝わるようになっている。

ALED発光回路
 この部分は、通常のLEDを発光させるための回路である。赤外線は人の目には見えないので、この機能をつけた。

B赤外LED発光回路
 この部分は、赤外線LEDを発光するための回路である。今回使用した赤外線受光素子IS1U60は、38kHzでパルス発光された赤外線しか受光しないようになっている。この事は、余分な赤外線を遮断する上で大切な機能である。しかし、そのため、38kHzでパルス発光しなければならない。また、この受光素子は、38kHzでパルス発光された赤外線でも常に発光され続けているものはノイズとみなしてしまう。そのため、さらにこの赤外線を600μsで変調する。これらの発振回路はタイマICμPD5555を用いている。また、赤外線LEDのドライバICとして、SN75453(デュアルぺリフェラルORゲートIC)を用いた。


(2) 部品選択

次に特殊な部品について述べる。

@TLN105B(東芝)
 この部品は、赤外線を発光するために使用した。この素子の特性を以下の示す。

最大定格(Ta=25℃)
  項   目  記号  定格 単位
直流順電流 IF 100 mA
直流順電流低減率

(Ta>25℃)

ΔIF/℃ -1.33 mA/℃
パルス順電流 IFP(注) 1 A
直流逆電圧 VR 5 V
許容損失 PD 150 mW
動作温度 Topr -20〜75
保存温度 Tstg -30〜100
(注)パルス幅≦100μs,繰返し周波数=100Hz

電気的特性(Ta=25℃)
項目 記号 測定条件 最小 標準 最大 単位
順電圧 VF IF=100mA -- 1.35 1.5 V
逆電流 IR VR=5V -- --- 10 μA
放射強度 IE IF=50mA 12 20 --- mW/sr
光出力 PO IF=50mA -- 11 --- mW
端子間容量 CT VR=0,f=1MHz -- 20 --- pF
Ëß°¸発光波長 λP IF=50mA -- 950 --- nm
½Í߸ÄÙ半値幅 Δλ IF=50mA -- 50 --- nm
半値角 θ1/2 IF=50mA -- ±23.5 --- °


波長特性(標準値)   (IF=50mA,Ta=25℃)
図3−9 波長特性
3KB

指向特性(標準値)
(Ta=25℃)
図3−10 指向特性
3KB


3−2−4 外部とのインターフェイス

 本ボードのコネクタのピンアサインについて述べる。

No. 信号名 方向 内容
1 SWA Power Distrubutorへデータを送る。
2 SWB
3 Vsig 電源+5Vを入力。
4 GND --
←はボードへの入力、→はボードからの出力、--は方向が無いことをあらわす。


3−2−5 回路実装

基板配置図を図3−11に示す。

図3−11 基板配置図(勝敗判定装置)
4KB

コネクタの品名
MOLEX(5046-04A):9.5 × 13.3(mm)



4 ボード作成

 これらの設計に基づいてPower Distributorボードおよび勝敗判定装置の作成を行なった。作成は、ボードの完成および来年以降の学生が基板を作製するにあたり必要とおもわれるドキュメント類を作成した。現在それらは電子制御工学科のネットワーク上に記録されている。ここで、本研究で作成されたドキュメントの一覧表を示す。

表4−1 Power Diestibutorボード仕様書
登録物 登録先 ̧²Ù名
1 Power Distributor /1回路基板回路図(OrCAḐ²Ù) V94-CARD-206 PD1.1
2 Power Distributor /1回路基板部品表 V94-CARD-306 PD1P.SAM
3 Power Distributor /1回路基板ÊßÀ°Ý実装図、穴開図(ÊßÀ°ÝCAḐ²Ù) V94-CARD-406 PD1.DBH
4 Power Distributor /2回路基板回路図(OrCAḐ²Ù) V94-CARD-207 PD2.1
5 Power Distributor /2回路基板部品表 V94-CARD-307 PD2P.SAM
6 Power Distributor /2回路基板ÊßÀ°Ý実装図、穴開図(ÊßÀ°ÝCAḐ²Ù) V94-CARD-407 PD2.DBH
7 放熱板部品図1 V94-PART-006 HEAT1.ZWD
8 固定用板部品図 V94-PART-007 STAND.ZWD
9 放熱板部品図2 V94-PART-008 HEAT2.ZWD
10 作成手順書(Power Distributor/1) V94-SPEC-004 PD1M.SAM
11 作成手順書(Power Distributor/2) V94-SPEC-005 PD2M.SAM
12 検査手順書 V94-SPEC-006 PDC.SAM
13 取扱説明書 V94-SPEC-007 PDT.SAM

表4−2 勝敗判定装置仕様書
登録物 登録先 ̧²Ù名
1 勝敗判定装置基板回路図(OrCAḐ²Ù) V94-CARD-208 JS.1
2 勝敗判定装置基板部品表 V94-CARD-308 JSP.SAM
3 勝敗判定装置基板パターン図、部品配置図(ÊßÀ°ÝCAḐ²Ù) V94-CARD-308 JS.DBH
4 作成手順書 V94-SPEC-016 JSM.SAM
5 検査手順書 V94-SPEC-017 JSC.SAM
6 取扱説明書 V94-SPEC-018 JST.SAM



5 ボード評価

 各ボードが完成した後に行った評価及びその結果について以下に示す。

5−1 Power Distributorボードの評価

 今回開発されたPower Distributorボード/1,/2によってどのぐらいの時間電流を流すことができるのか評価した。

 評価方法
図5−1 評価回路図
3KB

 図5−1のような装置で摺動抵抗に1A,2A,3Aの電流を流し続け30秒ごとに電圧,電流を記録する。バッテリーはフル充電してあるものを使用した。使用機器は次の通りである。

使用機器
  バッテリー:タミヤ 7.2V
        レーシングパック
  電圧計(テスター):SANWA CD-720C
  電流計:class 0.1
  負荷器:摺動抵抗(3A用、2個並列)

摺動抵抗を2個つないだ理由は1つの場合、過電流が流れた時に破壊してしまう恐れがあるからである。

評価結果

 評価の結果は、下の表5−1及び図5−1,図5−2のようになった。

表5−1 評価結果

時間(分)

1A 2A 3A
入力電圧(V) 出力電圧(V) 入力電圧(V) 出力電圧(V) 入力電圧(V) 出力電圧(V)
0 8.24 4.99 7.97 4.97 7.94 4.96
0.5 8.19 4.99 7.84 4.97 7.84 4.96
1 8.16 4.99 7.79 4.97 7.77 4.96
1.5 8.12 4.99 7.74 4.97 7.71 4.96
2 8.09 4.99 7.69 4.97 7.66 4.96
2.5 8.08 4.99 7.66 4.97 7.61 4.96
3 8.06 4.99 7.62 4.97 7.58 4.96
3.5 8.03 4.99 7.59 4.97 7.55 4.95
4 8.02 4.99 7.56 4.97 7.52 4.95
4.5 8 4.99 7.55 4.97 7.49 4.95
5 7.98 4.98 7.53 4.97 7.46 4.95
5.5 7.97 4.98 7.52 4.97 7.44 4.95
6 7.96 4.98 7.51 4.97 7.4 4.95
6.5 7.94 4.98 7.5 4.97 7.38 4.95
7 7.94 4.98 7.49 4.97 7.35 4.95
7.5 7.91 4.98 7.47 4.96 7.34 4.95
8 7.9 4.98 7.47 4.96 7.33 4.95
8.5 7.89 4.98 7.46 4.96 7.32 4.95
9 7.87 4.98 7.45 4.96 7.3 4.95
9.5 7.86 4.98 7.44 4.96 7.27 4.95
10 7.85 4.98 7.44 4.96 7.27 4.95
10.5 7.84 4.98 7.43 4.96 7.23 4.95
11 7.83 4.98 7.43 4.96 7.22 4.95
11.5 7.82 4.98 7.42 4.96 7.2 4.95
12 7.81 4.98 7.42 4.96 7.18 4.95
12.5 7.8 4.98 7.42 4.96 7.16 4.95
13 7.8 4.98 7.41 4.96 7.14 4.95
13.5 7.78 4.98 7.4 4.96 7.13 4.95
14 7.77 4.98 7.4 4.96 7.1 4.95
14.5 7.77 4.98 7.4 4.96 7.07 4.95
15 7.76 4.98 7.39 4.96 7.05 4.95
15.5 7.75 4.98 7.39 4.96 7.02 4.95
16 7.74 4.98 7.38 4.96 7 4.95
16.5 7.73 4.98 7.38 4.96 6.98 4.95
17 7.73 4.98 7.37 4.96 6.95 4.95
17.5 7.72 4.98 7.37 4.96 6.91 4.95
18 7.71 4.98 7.36 4.96 6.89 4.95
18.5 7.71 4.98 7.35 4.96 6.85 4.95
19 7.7 4.98 7.35 4.96 6.81 4.95
19.5 7.69 4.98 7.34 4.96 6.73 4.95
20 7.68 4.98 7.34 4.96 6.6 4.95
20.5 7.68 4.98 7.33 4.96 4.89 4.06
21 7.67 4.98 7.32 4.96 3.38 2.76
21.5 7.67 4.98 7.32 4.96 2.17 1.35
22 7.66 4.98 7.31 4.96

22.5 7.66 4.98 7.3 4.96

23 7.66 4.98 7.29 4.96

23.5 7.65 4.98 7.28 4.96

24 7.64 4.98 7.28 4.96

24.5 7.64 4.98 7.27 4.96

25 7.63 4.98 7.27 4.96

25.5 7.62 4.98 7.26 4.96

26 7.62 4.98 7.25 4.96

26.5 7.62 4.98 7.24 4.96

27 7.62 4.98 7.24 4.96

27.5 7.61 4.98 7.22 4.96

28 7.6 4.98 7.22 4.96

28.5 7.59 4.98 7.2 4.96

29 7.59 4.98 7.19 4.96

29.5 7.59 4.98 7.19 4.96

30 7.58 4.98 7.18 4.96

30.5 7.58 4.98 7.16 4.96

31 7.57 4.98 7.15 4.96

31.5 7.57 4.98 7.14 4.96

32 7.57 4.98 7.13 4.96

32.5 7.55 4.98 7.12 4.96

33 7.55 4.98 7.1 4.96

33.5 7.55 4.98 7.09 4.96

34 7.55 4.98 7.08 4.96

34.5 7.54 4.98 7.06 4.96

35 7.53 4.98 7.05 4.96

35.5 7.53 4.98 7.04 4.96

36 7.53 4.98 7.03 4.96

36.5 7.52 4.98 7.02 4.96

37 7.51 4.98 7.01 4.96

37.5 7.51 4.98 6.99 4.96

38 7.51 4.98 6.98 4.96

38.5 7.5 4.98 6.97 4.96

39 7.49 4.98 6.95 4.96

39.5 7.48 4.98 6.93 4.96

40 7.48 4.98 6.91 4.96

40.5 7.48 4.98 6.89 4.96

41 7.48 4.98 6.87 4.96

41.5 7.47 4.98 6.86 4.96

42 7.46 4.98 6.84 4.96

42.5 7.46 4.98 6.8 4.96

43 7.45 4.98 6.75 4.96

43.5 7.44 4.98 6.67 4.96

44 7.44 4.98 6.57 4.96

44.5 7.43 4.98 6.3 4.96

45 7.42 4.98 5.03 4.65

45.5 7.42 4.98 4.66 4.3

46 7.41 4.98 3.45 2.96

46.5 7.4 4.98 2.21 2.06

47 7.39 4.98



47.5 7.38 4.98



48 7.38 4.98



48.5 7.37 4.98



49 7.36 4.98



49.5 7.35 4.98



50 7.34 4.98



50.5 7.34 4.98



51 7.33 4.98



51.5 7.33 4.98



52 7.32 4.98



52.5 7.32 4.98



53 7.31 4.98



53.5 7.3 4.98



54 7.29 4.98



54.5 7.28 4.98



55 7.28 4.98



55.5 7.28 4.98



56 7.27 4.98



56.5 7.27 4.98



57 7.26 4.98



57.5 7.25 4.98



58 7.25 4.98



58.5 7.24 4.98



59.00 7.23 4.98



59.50 7.22 4.98



60.00 7.21 4.98



60.50 7.21 4.98



61.00 7.19 4.98



61.50 7.19 4.98



62.00 7.18 4.98



62.50 7.17 4.98



63.00 7.16 4.98



63.50 7.15 4.98



64.00 7.14 4.98



64.50 7.13 4.98



65.00 7.13 4.98



65.50 7.12 4.98



66.00 7.10 4.98



66.50 7.09 4.98



67.00 7.08 4.98



67.50 7.07 4.98



68.00 7.06 4.98



68.50 7.03 4.98



69.00 7.01 4.98



69.50 7.00 4.98



70.00 6.99 4.98



70.50 6.95 4.98



71.00 6.91 4.98



71.50 6.87 4.98



72.00 6.74 4.98



72.50 6.33 4.98



73.00 5.41 4.98



73.50 4.61 4.05



74.00 4.08 3.96



74.50 3.52 3.20



75.00 2.31 2.18



図5−1 入力電圧特性
4KB

図5−2 出力電圧特性
3KB

 表5−1は計測結果、図5−1は電源であるバッテリーの電圧、図5−2はボードから出力された電圧を表している。図5−2より、1Aでは73分、2Aでは44.5分、3Aでは20分までは安定した出力であった。競技時間は10分であることを考えるとこのボードはMIRS競技をする上で十分な時間であると言える。また、この間放熱板は、かなり温度が上がるが、出力その他の機能には影響を及ぼさないことも確かめられた。これらの事より、このボードは実際のMIRSに使用しても問題はないと思われる。


4−2 勝敗判定装置の評価

 この評価は、勝敗判定装置に使用されている赤外線発光装置が、MIRSの競技に使用できるかを考えるためのものである。なお、評価項目は次の3つである。

図5−3 赤外線LED発光回路構成図
2KB


5−2−1 周波数特性

 今回受光器として使用する素子(IS1U60)は、38kHzにちょうどに変調された赤外線を受光する。しかし、実際に38kHzちょうどで発信させる事は難しい。場合によっては作成するたびに素子の選定、出力周波数の設定をして作成する事となる。そこでこの受光器が実際にどの周波数範囲で変調した赤外線を受光できるのか評価した。

評価方法

 赤外線発光LEDと受光器との距離を50cmの位置に設置する。入力信号の変調の周波数を変化させ、その時の受光素子からの出力信号をオシロスコープを用いて調べた。

評価結果

 評価結果を表5−2に示す。この表からわかるように、30.5kHz〜48kHzでは安定した出力が得られた。発信器としてタイマICμPD5555を使用するが、このICは抵抗とコンデンサの値によって発信周波数を決定する。抵抗、コンデンサには誤差があるが、これだけの周波数の幅があればその誤差を考慮しても十分である。そのため、部品表で指定した素子をそのまま使っても動作は正常に行われると考えられる。

表5−2 周波数特性
周波数[kHz] 出力状態
0〜30.5 不安定な出力(LowとHighの混在)
30.5〜48 安定した出力
48〜68 不安定な出力(LowとHighの混在)
68〜 受光不能

 ここで、抵抗、コンデンサによる発振周波数の誤差をICの規格表に基づいて計算する。
 ICμPD5555の発振周波数fの計算式は、抵抗値R、Rおよびコンデンサの値をCとすると、
2KB
である。Duty比を10%とすると、R1=8Rである。今、抵抗の誤差を5%、コンデンサの誤差を10%とする。抵抗Rの誤差の分をr、コンデンサの誤差をcとする。これらの誤差の分によって変化した周波数をf’とすると、
2KB
となる。これを計算すると、実際の周波数の範囲は、 33kHz〜44kHzである。

図5−4 μPD5555発信回路
4KB


4−2−2 発光強度、Duty比と距離の関係

 実際にMIRSの競技を行う上でもっとも重要な性能の1つである赤外線の届く距離についてしっかり調査する必要がある。この評価では、赤外線の発光強度と赤外線の届く距離の関係について詳しく評価した。

評価方法

 図5−3に示されている回路によって赤外線LEDを発光させた。この時、入力信号のDuty比および抵抗Rの値を変化させ、受光器との距離と出力信号との関係をオシロスコープを用いて調べた。

評価結果

 評価の結果を表5−3に示す。この中から競技場の広さ等を考慮して、実際の仕様を決める。

表4−3 発光強度,Duty比と距離の関係
Duty比[%] 抵抗値

(R[Ω])

High最高距離[cm] Low最低距離[cm]
50.00 51.00 370.00 930.00
10.00 51.00 230.00 470.00
50.00 200.00 210.00 620.00
10.00 200.00 135.00 325.00
50.00 820.00 95.00 280.00
10.00 820.00 50.00 150.00
10.00 1700.00 30.00 73.00
10.00 3436.00 20.00 60.00

5−2−3 反射特性

現在、MIRSの競技場には超音波センサを用いるため、周囲に壁がある。しかし、この壁によって赤外線が反射を起こすことが考えられる。もし、この壁により赤外線の反射が起こるのなら、最悪の場合、MIRSが競技場のどの位置にいても赤外線を受光してしまう恐れがある。そのため、赤外線の反射特性について詳しく調査する必要がある。ここでは、その評価を行う。

評価方法

 図5−5にしたがって、装置を配置する。距離L1、L2は変化させる。なお赤外線LEDは図4−4にしたがって発光させ、抵抗値Rと入力信号のDuty比はそれぞれ51Ω、10%とした。

図5−5 反射特性評価装置配置図
3KB

評価結果

 評価結果を、表5−4,表5−5に示す。表4−4はL1=30[cm]、L2=30[cm]の時 の反射の有無を表し、表4は反射の距離と出力の関係を表す。黒い布は非常によい効果を得たが、これは超音波を吸収する恐れがある為、使用しないほうが良い。そのため、壁による赤外線の反射は押さえられなさそうにない。反射がある場合、あまり強い赤外線を発光させると最悪の場合競技場のどこでも赤外線を受光してしまう事となる可能性がある。よって、赤外線はあまり強く発光させられない。

表5−4 反射特性1
材質 結果
壁(アクリル板) 反射した
つや消し黒で塗った紙 反射した
黒画用紙 反射した
木材(ベニア板) 反射した
黒い布(カーテン) 反射しなかった

表5−5 反射特性2

材質

L1

[cm]

L2[cm]
High最高距離 Low最低距離
競技場(壁) 30.00 10.00 59.00
黒画用紙 30.00 32.00 79.00
木材 30.00 51.00 119.00
黒カーテン 30.00 測定不能 測定不能
20.00 7.00 16.00


4−2−4 総合評価

 以上の評価を考慮の上、勝敗判定装置は次のような仕様がよいと考えられる。



6 おわりに

 本研究をはじめ、V−projrctでは、VMEラックの導入に伴って、新しい規格に対応した標準化基板の開発を行ってきた。また、本研究では、その中の電源制御ボードであるPower Distributorボードと勝敗判定装置を開発してきた。
 その成果として、新型MIRSに対応した電源制御ボード,勝敗判定装置の完成と、各ボードに対する評価を行い実際のMIRSに搭載できそうである事を確かめられたという2つを得ることができた。また、この基板に関するドキュメントも完成し電子制御工学科のネットワーク上に記録され、知りたい事項がすぐに検索できるようになっている。
 しかし、勝敗判定装置については受光素子がなかなか手に入らなかったため、評価についてもまだ十分でない点もあった。例えば赤外線の反射を防ぐ事が出来るような素材の調査等である。それらの点については実際に来年からMIRSに使用していきながら考えてほしいと思う。そして、この基板やその他のVMEラック仕様のボードを組み合わせた、次世代MIRSの完成を期待する。



謝辞

 最後に、私達の卒業研究を支え、御支援、御指導して下さった。川上教官、長澤教官、澤教官、及びMIRS開発に積極的に取り組まれる電子制御工学科の教官、関係者の方々にこの紙上をお借りして、深く感謝するとともに厚く御礼申し上げます。



参考文献

  1. VSBC−1 Users Manual,PEP Modular Computers, 1989
  2. VIPC310 Users Manual, Green Spring Computers, 1989
  3. IP-Digital48 Users Manual, Green Spring Computers, 1993
  4. 影山、斎藤、鈴木:1993年 卒業研究報告書(9320);    「標準型MIRSのシステム開発」
  5. トランジスタ技術SPECIAL bQ8;「最新・電源回路技術のすべて」 トランジスタ技術1994年2月号;「パソコンからも制御できる赤外線学習リモコンの製作」
  6. 赤外線発光ダイオード      TLN−105B規格表(東芝)
  7. 産業用リニアIC規格表:μPD5555





付録



1995年  3月




目次


Power Distributor/1回路図
Power Distributor/1パターン図
Power Distributor/1穴開け図
Power Distributor/1実装図
Power Distributor/1部品表
Power Distributor/1作成手順書
Power Distributor/1検査手順書
Power Distributor/1取扱説明書
Power Distributor/1回路図
Power Distributor/2パターン図
Power Distributor/2穴開け図
Power Distributor/2実装図
Power Distributor/2部品表
Power Distributor/2作成手順書
Power Distributor/2検査手順書
Power Distributor/2取扱説明書
勝敗判定装置回路図
勝敗判定装置パターン図
勝敗判定装置実装図
勝敗判定装置部品表
勝敗判定装置作成手順書
勝敗判定装置検査手順書
勝敗判定装置取扱説明書



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