MIRS VPRO
I/O sub ボード超音波センサ回路のバグについて(速報)

1996.1.26 長澤

 I/O sub ボード超音波センサ回路に,バグが見つかりましたので,報告すると共に改造を実施してください.

  1. 問題点 TMPの超音波センサ割り込み試験実行時にsprious 割り込みが発生する場合がある.
      (sprious 割り込みは,CPUが割り込み要求を受け付けたが,”割り込みack.”を出したにもかかわらず,IOがベクタ番号を応答しない場合に発生する.)
  2. 原因  Underflowの検出時,TOUTが出力されるが,IP-Digital48ボードはTOUTと同時に,VMEバスにたいし割り込みを要求するようになっている.
     TMPにTOUT割り込み処理用のルーチンがないので,sprious 割り込みとなる.
  3. 対処方法
     ソフト:TMPにTOUT割り込みを処理するルーチンを加える.
     ハード:TIN信号を割り込みack.サイクルが終了するまで保持する改造を加える.
      補足)ハードの改造が必要なのは,割り込みack.信号にに対して68230がベクタ番号を応答するためにはTOUT信号が継続している必要が有ることと,TIN信号がnegateされるとTOUTがnegateされるという仕様になっているため,現在のハードではTOUT信号でTIN信号をnegateしているので,割り込みack.サイクル時にTOUTがnegateとなり割り込みベクタを応答しないからである.  
  4. その他
     ハードは添付の改造図面で改造すること.
     TMPについては,超音波センサテストモジュール(sss.c)を,下記のファイルに置き換える.
  mercury:/mirs/nagasawa/tmptst/sss.c
  なお,正式な改造仕様書の発行,I/Osubボード関係の仕様書の改版は追って行う.

  以上


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