配布先VIPC310のベースアドレス設定 開催日
出席者番号V94-MEMO-020
rev.2
作成日1994.5.6
作成者外山

VIPC310のI/Oアドレスは、VSBC−1のメモリーマップのFC0000〜FD0000番地にあたる、”Short I/O”空間に、512Byteの大きさで割り当てられる。
 VIPC310のベースアドレスを設定するには、VIPC310上のE1,E2(それぞれ7ピンを有する)を接続して行う。E1,E2のピンの様子を、fig.1に示す。これらのピンを接続しなければ、それに対応するアドレスラインは1となり、接続すれば0となる。ピンの接続とアドレスラインの関係をfig.2に示す。

fig.1
3KB

fig.2
接   続アドレスライン
E1−7→E2−7
E1−6→E2−6
E1−5→E2−5
E1−4→E2−4
E1−3→E2−3
E1−2→E2−2
E1−1→E2−1
A15
A14
A13
A12
A11
A10
A09

VIPC310は、最大で4MBまでのメモリーを持つIndustrial Pack(IP)を乗せることができるが、VIPC310にメモリーを持つIPを乗せる場合、I/Oのベースアドレスを設定するのと同時に、メモリーのベースアドレスも設定される。今回のように、メモリーを持たないIPを使用する場合、VIPC310上のE10ピンを接続しないで、メモリーアクセスを不可状態にする。

以上のようにしてベースアドレスを設定したとき、2つのIPのアドレス空間は、fig.3のように割り当てられる。

fig.3
アドレスサブスペース
I/Oベース+0000
I/Oベース+0100
IP A,I/Oスペース
IP B,I/Oスペース


'94MIRS V-Project仕様書体系へ戻る