配布先IP−Dig.48の機能調査開催日1994.4.22
出席者番号V94-MEMO-002
作成日1994.4.21
作成者外山

IP−Digital48には、MC68230PARALLEL INTERFACE/ TIMER(PI/T)が2個搭載されている。
 MC68230には、入出力ポートA,B,Cがあり、A,Bは単方向または双方向の8bitまたは16bitの入出力として使用できる。このポートはダブルバッファ内蔵である。ポートCは、DMA,タイマおよび割り込みの制御としても使用される。
 ポートモードは、モード0−3まで存在するが、8bitの入出力のみを考えると、モード 0およびモード2である。下に実際上有効だと思われるモード0の要約を示す。


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  H2(H4)はステータス/割り込みの入力、または汎用出力の他に、サブモード00および01では、ハンドシェイク・プロトコルの出力とすることができる。
 PI/Tは、その内部にTIMERを持っているが、このTIMERは24bitのダウンカウンタを含んでいる。このタイマの基本的な使い方として、

  1.  Periodic Interrupt Generator
  2.  Square Wave Generator
  3.  Device Watchdog
等がある。1は、設定周期毎のタイマ割り込みが可能であり、2は、設定周期の方形波をTOUTより出力できる。3は、TINが立ち上がると、設定値からカウンタがダウンしていき、TINが立ち下がると止まる。また、underflowになると、TOUTに一発パルスが発生する。このタイミングをfig.に示す。

fig.
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 例えば、超音波の回路を考える。
 ポートをモード0のサブモード01に設定し、H2(H4)をパルス方式のハンドシェイクプロトコルに設定する。ポートにデータを出力したときにH2(H4)に発生するパルスをトリガとして超音波を作動させる。H1(H3)の割り込みを許可して、受信を示す1パルスを入力し、このパルスで割り込みをすれば、超音波計測が実現できると思われる。


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