1、MPU
1、MPUの構成
MPUの外観図
MPUは上図の様にCPUボードとI/Oボードの2枚で構成されている。
CPUボード(名称 VSBCー1)にはRS232Cとゆうコネクタを2つ搭載していて、それで外部とのデータをやり取りすることができる。
I/Oボード(名称 VIPC310)はロータリーエンコーダボードとIP-Digital48ボードを搭載している。IP-Digital48ボードにはMC68230 PARALLEL INTERFACE/TIMER(PI/T)(50ピンのコネクタ)を搭載していて、それで外部とのデータをやり取りする。
2、CPUボード
名称
- VSBCー1 Single Board (68HC000) Computer for the VNEbus
CPU/クロック
サイズ
製造元
RAM
ROM
必要な電源
- DC5V(±5%)
- 750mA(シリアルI/O非動作時)
DC±12V ー シリアルI/Oを使用する時に必要な場合がる。
RSー232Cを使用する時は必要。
基板上の電源
フロントパネルの幅
フロントパネルの機能
- Haltランプ
- RESETボタン
- Abortボタン
- 15ピン サブDソケット x2
時計機能(RTC)
- DP8573を搭載
- タイマ割り込み
- 12/24時間時計
- 曜日カウンタ、アラーム
クロック
- CPU x1
- System x1
- RTC x1
- DUSCC x1
割り込み
- 7つのレベルの割り込みが可能(信号IRQ1〜IRQ7を利用)
- 割り込みマスクレジスタの設定が可能
- 設定されている割り込みベクタ
レベル7 Abortスイッチ
7 ACFAIL信号
6 RTC/TICK
5 DUSCC (これはオートベクタではない)
4 SYSFAIL信号
3 PI/T
2 SCSI
ハードウェア監視機能
- MAX691による。400ms(変更可)ごとに合図がないと、異常が起きたとみなして、システムをリセットする。
タイムアウト機能
- 異常が発生して、データ転送が7μs停止した場合、信号を発生する。
ボード上のコネクタ
- 50ピンSCSIコネクタ
- 40ピンPI/Tコネクタ
シリアルI/O
2つのポートが使用可能 (68562DUSCCが提供)
オプション
それぞれのシリアルポートに1つずつ必要
- RS−232C 50〜 76800ポート
- RS−422 50〜307200ポート
- RS−485 50〜500000ポート
- 20mA C ループ 50〜9600ポート
光ファイバによる接続は最長1キロメートル(光ファイバコネクタを含む)
パラレルI/O
- MC68230PI/T
- 8ビット × 2ポート
- ハンドシェークピン ×4
- ハードウェア割り込み、タイマ割り込みが可能
- 光セントロニクスアダプタが使用可能
VMEbus 関係
インターフェイス
コネクタ
- DIN41612 C 型 、96ピン、P1コネクタ
温度範囲
- 動作時
0〜 +70℃(標準)
−25〜 +85℃(拡張)
−55〜+125℃(軍事用 85℃以上ではバッテリーを外すこと)
- 保存時 −55〜 +85℃
- 動作湿度 0〜95%
3、I/Oボード
名称
メモリサイズ
- 0
- 128
- 256
- 512[KB]
- 1、2、4[MB]
IPのメモリ配置
搭載可能なIPの数
- シングルハイトサイズボードの場合 2枚
- ダブルハイトサイズボードの場合 1枚
IPのI/O配置
I/Oサイズ
VMEbusへの割り込み
I/Oの接続
- 2つの50ピンコネクタ 長さ100インチまでのフラットケーブル
前面の指示器
ボードのバッテリ
- 3.3[V]のリチウム電池 165[mA]ならば1時間流せる
電源要求事項
- +5[V] 460[mA] (標準)
- +12[V] 0[mA]
- −12[V] 0[mA]
追加電源はIPで消費
使用環境
- 温度0度〜70度 湿度5%〜95%(結露しない程度)
サイズ
- 縦172[mm]
- 横128.5[mm](含フロントパネル)
- 厚さ13.6[mm]
- 重さ 0.14[Kg]