超音波センサボード


(1)概観

  • 送受信回路
     この回路は、I/OSUBボードには搭載されてはいない。送受信回路一つにつきセンサが一対搭載されており、マルチプレクサによって選択される。この回路はゲートを組み合わせた送信回路と、オぺアンプを使った増幅回路の二つの回路があり、送受信を行う。
    送受信回路     
    送受信回路

    (2)空中超音波センサーMA40S2R/Sの諸特性
     超音波センサーMA40S2R/Sはまとめたものである。また、センサー  の公称周波数が40KHzとなっているが、これは素子部の中心周波数であり、実用に際しては送信時は直列共振と並列共振の中間点で、また受信時は並列共  振周波数で、それぞれ使われている。


     下の表1は超音波センサーMA40S2の諸元である。
    品  名MA40S2RMA40S2S
    項  目受 信 用送 信 用
    公 称 周 波 数40KHz40KHz
    感 度 、 音 圧−74dB以上100dB以上
    帯  域  幅6KHz以上(−80dB)7KHz以上(90dB)
    静 電 容 量1600pF1600pF
    絶 縁 抵 抗100MOhm以上100MOhm以上
    温 度 特 性−20〜+60℃において感度、音圧の変化はー10dB以内−20〜+60℃において感度、音圧の変化はー10dB以内

    表1
    (3)インターフェース
    下の表2に送受信回路のピンアサインを示す。


    NO.ピン名称方向信号
    1Vcc Vcc
    2S0送信信号
    3S1受信信号
    4GND GND

    表2