9.各回路の機能・性能
- ・赤外線センサ回路
- この回路は、相手MIRSの後方部のLEDより発せられる赤外線を受光し、相手MIRSの勝敗判定装置を発見するものである。赤外線を受光するとそれに伴う動作をさせるためにI/Oサブボードへ信号を送る。
- ・ロータリエンコーダ回路
- この回路は、左右それぞれのタイヤの回転数を計算しMIRSの座標位置・方向及び速度を測定する。データ出力は、8ビットのパラレルデータを2回に分けて出力する。
- ・一体型ギアボックス・モータ
- モータはRE025-055-34-EBA201Aというものをもちいる。詳細はーーー参照。
- ・電源回路
- この回路は、7.2[V]Nicdバッテリにより駆動部及び各ボードに定められた電圧をかけるものである。メインスイッチで、各ボードへ電力供給のon/offを設定し、スタートスイッチが押されてから試合が終了するまでの間電力を供給する。
- ・タッチセンサ回路
- タッチセンサは5ヶ所に上下2個ずつ計10個使用する。割り込み信号は基本的に、常に新しいものを優先とする。同じ位置の上下のORが1と入ったら壁であり、片方入った時は相手である。
- ・PWM回路
- PWM回路は、左右の速度・方向データから、8bitカウンタを用いてそれとの比較によりPWM信号を作り出す。これにより128段階でモーター制御する。
- ・超音波回路
- この回路は指定した超音波センサから超音波を送信してから受信するまでの時間をカウントして距離を測定するものである。性能としては、測定距離200cm、測定精度±1cm以内(温度補正をした後)とする。反射波を受信したらアンプで受信信号を増幅し比較回路を通してPITに割り込みを入れ測定距離を出力する。
- ・MPUボード
- 名称:VSBC−1
- Single Board (68HC000) Computer Module for the VMEbus
製造元: PEP Modular Computers
CPU: MC68HC000
クロック: 12.5MHz(16.7MHzに変更可)
サイズ: 100×160(mm)
RAM: SRAM 256KB×2
ROM: EPROM 128KB
POWER: +5V 750mA, ±12V 100mA
- ・I/Oサブボード
- I/Oサブボードは、赤外線センサ回路・超音波回路・PWM回路を搭載する。
I/Oサブボードは、赤外線センサ回路・超音波回路・PWM回路を搭載する。