はやいものでMIRSの開発が始まって2年が経とうとしています。3年生の時のアイ
ディア発表会で、まぐれにも自分のアイディアが採用され、チームマネージャーになって
しまったときは、正直やっていけるか心配でした。けれども私のアイディアが良いと言っ
て、集まってくれた仲間のためにも自分のできることを精一杯しようと思いました。しか
し実際、活動が始まってもいまいちMIRSと言う物がはっきりしませんでした。私はメ
カニクスの班長も兼任し、製図をしましたが、そのときも本当にこの製図がMIRSにな
ってくれるのかと思いました。
それでも4年生も半ば、夏休みに入って、ようやくMIRSが形になってくると自分た
ちがものを作っているという実感が沸いてきました。1つ1つ部品が出来上がり組あがっ
ていく姿は、感動的でした。そして中間発表会前日に超音波センサ以外は全てうまく行き、
これなら中間発表会はいけると思ったのですが、結果は散々なものでした。その時、昨日
うまく動いていても当日うまく行くとは限らない物なのだなと痛感しました。正直、この
日は本当に悔しかったです。この日の出来事を教訓として、また次の日から頑張りました。
そしてついに、MIRSの競技会がやってきました。下馬評では、僕たちの班が1番やば
いのでわないかと噂されていましたが、2位という結果を残し、審査委員特別賞までいた
だきました。これは、みんながMIRSを通して力をつけていった結果だと思います。
MIRSを通じて学んだことは、物を作るには綿密な計画とチームの協力が大事だとい
うことです。決して一人では物はつくれないと思いました。