使用素子
74LS123
		単安定マルチバイブレータ
IS1U60
	 	この素子はリモコン用の赤外線受光素子である。そのためパルス幅がリモコンのパルス幅の常識
		を越えるようなものであると、素子がノイズと判断し素子内の比較器のスレッショルド電圧
		をあげることにとり受光しなくなる。そこでfig.1.(a)のように周波数38[khz]の赤
		外線を600[μs]おきに発信する。そうするとfig.1.(b)の波形を得る。

回路詳細
信号変調部
		信号処理部の割込み信号発生部の原理はある時間Tのときの赤外線信号の状態とそ
		れからt[μS](68230のToutより出力されるCLKによる)後の赤外線信号の状態とを
		比較し状態が変化していたときに割込み信号が発生するというものであるが信号を
		発生させるのに74LS574を使用している関係上、IS1U60が赤外線受光時に一発パルスを
		出力するというのは好ましくない。そこで周辺回路で一発パルスを引き伸ばすことに
		より信号変調を行う。
一発パルスを伸ばす方法
		74LS123はトリガパルスを入力することにより、抵抗とコンデンサで設定されたパルス幅(twQ)
		を出力し、さらに再トリガパルスを入力することによりパルス幅を伸ばすことができる。
		そこで赤外線を38[khz]の周波数で600[μs]おきに送信することにより受光時には
		"H",非受光時には"L"を出力できるようになる。当然600[μs]という数字は設定パルス
		幅より短くなっている。

素子の特性
<発光側>
・赤外線LED
(1)最大定格(Ta=25℃)

(注)パルス幅<=100μs、繰り返し周波数=100Hz

(2)電気的特性(Ta=25℃)




<受光側>
絶対最大定格


                                    ※1)結露なきこと。
電気的特性

※2) 図1に示すバースト波を、送信機にて送信するものとする。