勝敗判定装置
 (1)機能概要
 	勝敗判定装置は、次の2つの機能を持つ。
   1.相手MIRSに押されたことを感知する機能。
   2.自分の存在を示すための赤外線LEDを発光させる機能。

 但し赤外線LEDだけでは、人間が見てわからないので、通常のLEDも取り付ける。

(2)構成図
 構成図を図3−8に示す。図3−8中の1から3の機能について説明する。
図.1 勝敗判定装置構成図
1.勝敗判定用スイッチ 
 この部分は、相手MIRSに押された事を感知するための装置である。回路としては、
ノーマルコネクトのスイッチを用いて、押された事によってこのスイッチが切られた時に
Power Distributorボードに押された事が伝わるようになっている。
2.LED発光回路
 この部分は、通常のLEDを発光させるための回路である。赤外線は人の目には見えないので、
この機能をつける。
3.赤外LED発光回路
 この部分は、赤外線LEDを発光するための回路である。今回使用する赤外線受光素子IS1U60は、
38kHzでパルス発光された赤外線しか受光しないようになっているので、この回路では、
38kHzでパルス発光しなければならない。また、この受光素子は、38kHzでパルス発光された赤外線
でも常に発光され続けているものはノイズとみなしてしまう。そのため、さらにこの赤外線を600μs
で変調する。これらの発振回路はタイマICμPD5555を用いる。また、赤外線LEDのドライバICとして、
SN75453(デュアルぺリフェラルORゲートIC)を用いる。

(3)回路実装
 基板配置図を図.2に示す。

           図.2 基板配置図
   コネクタの品名
    MOLEX(5046-04A):9.5 × 13.3(mm)

(4)ボード作成について
 ボード作成に関するVPRO94のドキュメント一覧表を表.1に示す。
 
 表.1 勝敗判定装置仕様書