7.エレクトロニクスハードウェア構成

 本システムに使用する基板類はすべて1994年度卒業研究のV−Project94で開発された最新版を用いる.各部の機能性能の概略は8章で述べる.詳細はD科ネットmoon:/mirs/mirs94/vpro94の中に格納されているファイルを参照のこと.

1.各ボードの概要

(i)CPUボード

CPUボードは、支給されるVSBC−1を搭載する。

(ii)I/Oボード

 I/Oボードには、48bitのパラレル信号を取り扱えさらに24bitのタイマカウンタを搭載したVIPC310を使用する。

(iii)マン・マシンインターフェイスボード

 マン・マシンインターフェイスボード(略してMMI)には、7セグメントLEDと単色LED(赤・緑)スイッチ(ディップスイッチと押しボタンスイッチ)、さらには勝敗判定装置の回路が取り付けられている。

(iv)センサーボード

 センサーボードには、超音波センサと赤外線センサの回路が搭載されている。超音波センサ(8bit×3)と赤外線センサ(8bit)の4ポートは、2bitのCPUから送られる信号によって切り替えられる。

(v)電源ボード

 電源ボードは、MIRSの電源部と駆動用回路とロータリーエンコーダーの回路を搭載する。

2.ポート割り当て

 CPUボードは、8bitパラレルポートを2port有しているので、これらを CPU-Port1,CPU-Port2 と呼ぶことにする。またI/Oボードの48bitI/Oポートも同様に8bitずつ区切り、下位8bitより IO-Port1〜IO-Port6 と呼ぶことにする。ここでは先に述べたボードを、これら Port に割り当てる。

CPU-Port1(下位4bit)……MMIの7seg LEDデータ

CPU-Port1(4,5bit)………MMIの7seg LEDカラム切り替え

CPU-Port1(上位2bit)……MMIの単色LEDデータ

CPU-Port2(下位4bit)……4bitスイッチ信号

CPU-Port2(4bit)…………テスト信号入力

CPU-Port2(5bit)…………テスト信号出力

CPU-Port2(6bit)…………勝敗判定装置の押し下げ信号(割り込み)

CPU-Port2(7bit)…………押しボタンスイッチの信号

IO-Port1(6,5bit)………タッチセンサの押し下げ信号(割り込み)

IO-Port2(8bit)…………超音波センサまたは赤外線センサのデータ

IO-Port3(上位2bit)……赤外線・超音波センサの切り替え

IO-Port4(8bit)…………モータへの出力データ

IO-Port5(8bit)…………ロータリーエンコーダーデータ(左)

IO-Port6(8bit)…………ロータリーエンコーダーデータ(右)

以上のように割り当てる。

3.回路構成

 回路構成は以下の通り。

回路構成(29KB)
回路構成)