6 ロータリーエンコーダ評価書


6.1 目的

本ドキュメントは,ロータリエンコーダボード初版(V94−PART−001,V94−PART−002,V94−CARD−x01)の検査法を明確にすることを目的とする。


6.2 適用範囲

 本ドキュメントは,ロータリエンコーダボード初版(V94−PART−001,V94−PART−002,V94−CARD−x01)に対して適用する。


6.3 検査方法

6.3.1 部品実装チェック

部品表(V94−CARD−301)と基板実装図(OrCADファイル:V94−CARD−401)を元に、部品の取付位置、取付方向などをチェックする。

結果)ここでは正しいと思われていたが、後による検査により8RADDER抵抗が反対に取り付けられていることがわかったので、これを修正した。

6.3.2 導通チェック

ワイヤリングリストに従って、導通チェックを行う。ワイヤリングリストは、OrCADファイル(V94−CARD−201)の拡張子NETのファイルである。導通チェックに使用するテスターは、CMOS対応のものを用いること(ICに電流を流しすぎて壊すことがないようにする為)。GNDは基板の設計上、ロータリエンコーダ・ボード上では2つの島に分かれています(2つのGNDは、I/Oボード(VIPC310)内でつながっています)。コネクタJ3の1ピン、26ピン、IC5の11ピンの3ヶ所で1つの島、残りがもう一つの島になっています。ロータリエンコーダ・ボード単体では、2つの島をまたいでは導通しません。島の中だけで、導通チェックしてください。

結果)異常無し

6.3.3 TMPによる動作試験

i)準備
TMPによる試験の為には、ice、コンピュータ、ボード、センサ等を接続しなければなりません。I/Oボードとロータリエンコーダ・ボード、センサ類の取り付けにはロータリエンコーダ・ボード取扱い説明書(V94−SPEC−xxx)を参照してください。その他の接続は、TMPの使用法のドキュメントを参照してください。

ii)動作試験
TMPの指示に従ってカウンタのアップカウント、ダウンカウント、タッチセンサのON,OFF、割り込みの動作等の試験を行ってください。カウント値は、ロータリエンコーダにOME−200−2Tを用いた時、ロータリエンコーダ1回転で1440となることを目安にしてください。

結果)試験プログラムが何も動作しなかった。その後の部品実装の再チェックにより、8RADDER抵抗を修正し、ロータリーエンコーダに関しては正常に動作するようになった。しかし、タッチセンサに関しては、認識はするが割込みがかからない状態である。