4. 勝敗判定装置


検査手順

4.1 部品実装チェック


4.2 導通チェック

4.2.1

回路図(JS.1)に従い、導通チェックをする。

4.2.2

コネクタの1−2pin間の導通を調べる。この時、スイッチを押さないで導通し、押すと切れる事を確認する。


4.3 動作試験

4.3.1

コネクタの3−4pin間の+5Vの電圧を入力する。この時LEDが点灯する事を確認する。

4.3.2

IC1の3pinをオシロスコープで調べ、38kHz,Duty比10%ぐらいである事を確認する。

4.3.3

IC2の3pinをオシロスコープで調べ、周期600μsぐらいである事を確認する。

4.3.4

IC3の3pinをオシロスコープで調べ、下の図のような波形になっている事を確認する。

4.3.5

受光素子(IS1U60) の1−3pinに電圧(+5V)を入力し、赤外線LEDに近ずけ、受光素子の出力(2pin)をオシロスコープで調べ、下の図のようになっている事を確認する。

Fig 4.1 受光素子の出力(16KB)
Fig 4.1 受光素子の出力


4.4 故障と原因について

4.4.1

  スイッチを押さないで導通しない。押しても切れない。
  1. スイッチの故障

4.4.2

  LEDが点灯しない。
  1. LEDの故障

4.4.3

  波形が全く出ない
  1. 電源の接続の間違い
  2. ICの取付方向が逆
  3. ICの故障

4.4.4

  波形が、38kHz,Duty比10%ぐらいでない
  1. 抵抗、コンデンサの間違い(R3、R4が逆等)

4.4.5

  波形が全く出ない
  1. ICの取付方向が逆
  2. ICの故障

4.4.6

  波形が周期600μsぐらいにならない
  1. 抵抗、コンデンサの間違い

4.4.7

  波形が全く出ない
  1. ICの取付方向が逆
  2. ICの故障

4.4.8

  正常な波形が出ない
  1. ICの故障

4.4.9

  波形が全く出ない
  1. 受光素子の接続が間違っている
  2. 受光の故障
  3. 赤外線LEDの故障