9 各部品の有する機能・性能


9.1 MPUボード

・名称 :VSBC-1
     Single Board (68HC000) Computer Module for the VMEbus

・CPU:MC68HC000 クロック:12.5 MHz

・サイズ:100×160(mm)

・製造元:PEP Modular Computers

詳細は、仕様書VSBC-1 Users Manual Document No.525-UM-0002 Issue 3を参照。


9.2 超音波センサ回路

この機能は指定した超音波センサから超音波を送信させ、受信するまでの時間をカウント値として測定するものである。本システムは以下の超音波センサを用いる。

品名        MA40B5R/S

特徴        汎用・広帯域

公称周波数     40kHz

感度        −67dB以上

音圧        112dB以上

指向性(半減全角) 50°

静電容量      2000pF

分解能       9

検地距離      0.2〜6.0m

測定範囲は20cm〜6mで測定誤差は±1cm以内とする。一定時間内に反射波を受信できない場合カウンタはアンダーフロー信号を出す。信号としては測定距離を8ビットで表し、アンダーフロー信号は0016として表す。


9.3 赤外線センサ回路

赤外線センサ回路は、赤外線の受光状態を2つの値(反応有り,無し)で得るようになる。この回路は、赤外線センサの受光素子から送られてくるH 又は Lの信号を処理し、信号に状態変化が起きたときに、割り込み要求信号をCPUに送る機能を有する。最大8個のセンサを用いる事ができるが本システムでは3個使用する。


9.4 タッチセンサ

マイクロスイッチを用い、異物との接触を判断するものである。本システムではマイクロスイッチを4個使用する。


9.5 PWM回路

方形波のduty比を0〜50%まで128段階で変化させる機能を持つ


9.6 ロータリエンコーダ機能

ロータリエンコーダから信号を読み込んでカウンタでカウントし、CPUの要求に応じてカウント値を出力するものである。


9.7 モータ

  モータ型番:REO25-055-34EBA200A

  トルク定数:16,30[mNm/A]

  端子間抵抗:1.34[ohm]

  無負荷電流:53.90[mA]

  端子間電圧:7.2[v]

  ギア型番 :GPO26A037-0016b1A00A

  ギア減速比:16.00:1

  ギア効率 :76[%]


9.8 電源

・電池 Ni-Cd電池 1700SCR(田宮)

・電圧:7.2[V]

・容量:1700[mAh]


9.9 電源回路

電源より +5 [V]  最大 3 [A]
     ±12[V]  最大 100[mA] をエレクトロニクス回路に供給する。
また、スタートスイッチが押されてから勝敗判定装置が押されるまで電力をモータへ供給する。


9.10 マンマシンインターフェース